Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大高 泉 筑波大学, 人間総合科学研究科, 教授 (70176907)
熊野 善介 静岡大学, 教育学部, 教授 (90252155)
片平 克弘 筑波大学, 人間総合科学研究科, 準教授 (70214327)
鈴木 誠 国立教育政策研究所, 高等教育機能開発総合センター, 教授 (60322856)
猿田 祐嗣 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター, 総合研究官 (70178820)
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Research Abstract |
1)理科教育の価値・目的に関する分析視点として,当該国における自然科学観と教育観(とりわけ学校教育の中心的任務の捉え方≒理想的人間像)とが主たるファクターとなることを確認した。これらのファクターに着目しながら,各国の理科教育の動向を分析することとした。 2)各分担者は,対象とする海外数か国の理科教育文献・資料の収集を進めてきた。とりわけ,熊野は,アメリカについては,ローレンスホール・オブ・サイエンス及びアメリカ理科教師教育学会年次大会を訪問し,基本文献や現代の動向を探った。また猿田は,イギリスの文献収集とともに,TIMSS2007に参加しており,その調査を手掛かりとして先進国における理科教育の動向・構造を検討した。 3)我が国については,教育全体と理科教育の改革について検討を進めた。とりわけ,理科教育に関する改善のポイントについては,日本理科教育学会全国大会において,同学会教育課程委員会と協力して,課題研究「新教育課程の特色と具現化の課題」を開催した。なお,この課題研究には,鶴岡(企画・発表),鈴木(発表),猿田(発表),および人見(発表)が登壇し,70名余の参加者を集めて,学会員の意見を聞くことができた。この課題研究発表と学会員からの意見聴取結果は,22年度実施予定の「理科教育課程改革に関する調査」に関する設問設定に生かし得るもので大変有益であった。
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