2009 Fiscal Year Annual Research Report
独創的で論理的なアカデミックライティングのための協調学習環境
Project/Area Number |
20300271
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
鈴木 宏昭 Aoyama Gakuin University, 教育人間科学部, 教授 (50192620)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小田 光宏 青山学院大学, 教育人間科学部, 教授 (00185604)
楠見 孝 京都大学, 教育学研究科, 教授 (70195444)
植野 真臣 電気通信大学, 情報システム学研究科, 准教授 (50262316)
岩男 卓 明治学院大学, 心理学部, 准教授 (00312091)
野末 俊比古 青山学院大学, 教育人間科学部, 准教授 (70300704)
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Keywords | レポート / ライティング / 大学教育 / 教育工学 / 協調学習 |
Research Abstract |
レポートライティング教育において重要な課題は、問題設定と論証の2つである.これらをICTを活用した協調学習環境において支援するのが本研究の目的である.昨年度は、問題定式化における気づきの支援を行うために,Webベースのアノテーションシステム、EMUを開発した.このシステムの特徴は,感情的、直感的な判断を関連文献に直接書き込むことを通してレポートのトピックの候補を挙げさせること,またこの結果を学習者コミュニティーに公開しピアからのコメントをもらうことでトピックを洗練させること,の2つである.本年度はこれを各種の授業において利用し,その評価を行った.その結果,このシステムを使うことで批判的な態度が育成され,その結果よりよいレポートが生み出されることが明らかになった.またピアへのコメント活動の量と質がその後のレポートの作成にとってポジティブな影響を与えることも明らかになった.気づきの支援をより理性的なプロセスを活性化することも重要である.このため食品や健康についての批判的思考の実態を調査するとともに,社会人(ホワイトカラー,教師など)がどのような批判的思考を行いつつ成長するのかについて研究を行った.また加えて従来の批判的思考態度尺度をより洗練させるための試みも行っている,これに加えて,図書館情報学の観点から,効率的で合理的な文献の検索のための指針を明らかにし,これを学生のレポートライティング力向上につなげるため,聴き取り調査および実践研究を行った.
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[Presentation] Cultural differences between students in Japan and New Zealand regarding judgments about using critical thinking. 13th European Conference for Research on Learning and Instruction(EARLI), 2009.8.26, Amsterdam, Netherlands,2009
Author(s)
Tanaka, Y., Manalo, E., Kusumi, T.
Organizer
European Conference on Learning and Instruction
Place of Presentation
Amsterdam, Netherlands
Year and Date
2009-08-26
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