2008 Fiscal Year Annual Research Report
メタバイオエシックスの構築に向けて-日米バイオエシックス成立過程の研究
Project/Area Number |
20300283
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Research Institution | Tokyo University of Marine Science and Technology |
Principal Investigator |
小松 美彦 Tokyo University of Marine Science and Technology, 海洋科学部, 教授 (90266239)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大谷 いづみ 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (30454507)
香川 知晶 山梨大学, 大学院・医学工学総合研究部, 教授 (70224342)
田中 智彦 東京医科歯科大学, 教養部, 准教授 (30288039)
土井 健司 関西学院大学, 神学部, 教授 (70242998)
廣野 善幸 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (90302819)
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Keywords | 生命倫理学 / 医療倫理 / 科学論 / 思想史 / 国際研究者交流 |
Research Abstract |
本研究は、文部科学省科学研究費補助金・萌芽研究「バイオエシックスの歴史的・メタ科学的研究-メタバイオエシックスの構築を目指して」(代表研究者:東京海洋大学・小松美彦、2006〜07年度、課題番号18650258)の発展研究として位置づけられる。初年度にあたる2008年度は、かかる成果を踏まえ、計5回約5時間ずつの研究会(第5回は2日にわたる)と1泊2日の合宿および各自の自宅研究を通じて主に次を行った。 1 我々の従来の検討では不足していると思われる領域の文献を講読した。 2 日本生命倫理学会第20回年次大会において、ジンポジウム「生命倫理の自己認識と可能性-メタ・バイオエシックスの視点から」を組み、これまでの研究の暫定成果を発表し、批判を仰いだ(オーガナイザー:香川知晶、発表者:廣野喜幸、皆吉淳平、的射場瑞樹)。 3 萌芽研究時代と本基盤研究での研究成果を公表すべく、共著『生命倫理の変革へ-その歴史的展望(仮)』(NTT出版、2009年予定)の出版を計画し、執筆を進めた。執筆に際しては、書籍が論文集ではなく一貫したものになるよう、研究会や合宿において構想発表と全体討議を重ねた。 4 米国の研究者2名を招聘し、米国のバイオエシックスの成立史と特性および日本の生命倫理学との比較に関するオーラルヒストリー調査を実施した。被招聘者は、W.ラフルーア(ペンシルバニア大学教授・宗教学)、R.ドブリーズ(ミシガン大学教授・社会学)である。招聘に先立って、両氏の論著を講読して周到な準備を行った。オーラルヒストリーの内容は、許諾が取れれば、別記のホームページに掲載する予定である。 以上の成果の多くは、上記の共著によって具体的に公表するが、シンポジウムやオーラルヒストリー調査を通じて、バイオエシックスの成立史と特性に関する本研究が、国際的に見ても高水準であることが再確認できた。
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Research Products
(33 results)
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[Presentation] L'effondrement du systeme de soins et la globa1isation2008
Author(s)
Chiaki KAGAWA
Organizer
Travail et ethique, colloque international, organise par le Groupe d'etudessur l'ethique en econoinie (soutene parla Japan Scoeity for the Promotion of Science), le Centre Europeen d'etudes Japonaises d'Alsace CEEJA, et le Depar tement d'etudes Japonaises de l'Universite Marc Bloch de Strasbourg
Place of Presentation
Kientzheim (France)
Year and Date
2008-11-08
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