2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20310113
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Research Institution | Nagaoka National College of Technology |
Principal Investigator |
佐藤 和秀 Nagaoka National College of Technology, 環境都市工学科, 教授 (80113398)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
亀田 貴雄 北見工業大学, 工学部, 准教授 (00233974)
石井 吉之 北海道大学, 低温科学研究所, 助教 (40222955)
石坂 雅昭 防災科学技術研究所, 雪氷防災研究センター, 総括主任研究員 (50414412)
渡辺 幸一 富山県立大学, 短期学部, 准教授 (70352789)
竹内 望 千葉大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (30353452)
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Keywords | 酸 / pH / 積雪調査 / イオン / 過酸化水素濃度 / 大気汚染物質 |
Research Abstract |
2007年5月の全国的な光化学スモッグ注意報や継続的な酸性雨の観測から、冬期の日本列島の降雪、積雪がどのような化学的な特性を有しているのか、冬期積雪について日本列島の一斉動態調査が本研究の目的である。 1.定点観測: 北海道は北見、札幌を中心に、本州では新潟県長岡、十日町、上越、富山を中心に観測を行った。今冬は全国的に、特に本州では寡雪の年で、予定通りの試料採取ができなかった所も多かったが、定点において2月および3月では5のつく日に(約10日毎に)全国の定点で積雪観測と積雪試料の採取を行った。 2.移動観測: 全国の定点より最大積雪深を示す2月末から3月初めにかけて移動観測を行い、積雪試料の採取を行った。北海道では母子里、苫前-霧立峠、旭岳-東川、北見市常呂町-留辺蘂町。本州では、蔵王山、妙高山、室堂立山で観測と試料採取を行った。 3.観測内容: 積雪表面および積雪断面観測から積雪試料の採取を行った。現在、これらの大量の試料の生物解析、化学分析を実施中である。 4.機器購入: 降雪、積雪の化学特性に密接に関係する大気汚染物質のSOxおよびNOx測定器とパーテクルカウンターを2008年12月に購入できた。初年度は長岡で試運転を行った。次の観測冬期に照準を合わせ、積雪観測と連動した購入機器による本格的な観測を行う。 現在、試料解析中で多くのデータが明らかになりつつある。初年度での経験をふまえ、次年度の計画を軌道修正しながら実行して行く予定である。
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Research Products
(4 results)