2010 Fiscal Year Annual Research Report
最新の空間情報科学技術を用いた土地利用分析法の確立
Project/Area Number |
20310146
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
梅崎 昌裕 東京大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (30292725)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河野 泰之 京都大学, 東南アジア研究所, 教授 (80183804)
中谷 友樹 立命館大学, 文学部, 准教授 (20298722)
大久保 悟 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教 (30334329)
星川 圭介 京都大学, 地域研究総合情報センター, 助教 (20414039)
富田 晋介 京都大学, 大学院・農業生命科学研究科, 助教 (60378966)
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Keywords | 土地利用 / 土地被覆 / 空間情報 / 開発 / アジア / 地理情報システム / 比較研究 / 地域研究 |
Research Abstract |
本申請課題の目的は、めざましい発展を遂げつつある空間情報科学の最新技術を応用することによって、地域研究に適した土地被覆・土地利用・資源利用分析の方法論を確立するとともに、アジア・オセアニアのさまざまな地域における土地利用・土地被覆・資源利用の動態とそこにかかわる政治・社会・生態要因の整理をおこなうことである。この目的を達成するために、代表者のグループ(梅崎:パプアニューギニア)に加えて、複数の分担者のグループ(河野:タイ・ベトナム、西谷:中国雲南省、大久保:インドネシア、富田:ラオス)、研究協力者(蒋:海南島)が実績をもつ地域を対象にした比較研究をおこなう。本申請課題で対象とする6地域においては、代表者ならびに分担者が地域研究の実績を有しており、地域レベルを対象にした、コロナ衛星・航空写真・ランドサット衛星をもちいた土地利用の経年変化データベース、あるいは村落レベルを対象にした詳細な土地被覆・土地利用データベースが構築されている。 平成22年度は、バングラデシュにおいて共同の調査を実施したほか、最終的なとりまとめにむけて、パプアニューギニア、中国、ラオス、ベトナム、タイ、インドネシアのそれぞれの調査地における土地利用パタンおよびその変化についてのケーススタディー集を編集し、さらにそれぞれの地域において撮影された衛星データ(ランドサット、クイックバードなど)に対して、オブジェクトベースの土地利用分類法を適用し、既に作成してあった土地利用図との比較評価をおこなった。さらにそのプロセスを、マニュアルとしてまとめた。さらに、ディシジョンツリーを用いた土地利用分類法、簡便な画像の地形効果補正法など、本プロジェクトで検討してきたいくつかの空間情報科学技術について、その適用結果に基づく成果発表の準備をすすめた。
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Research Products
(10 results)
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[Journal Article] Habitats suitable for the establishment of Shorea curtisii seedlings in a hill forest in Peninsular Malaysia2010
Author(s)
Yagihashi, T., Otani, T., Tani, N., Nakaya, T., Rahman, K.A., Matsui, T., Tanouchi, H.
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Journal Title
Journal of Tropical Ecology
Volume: 26
Pages: 551-554
Peer Reviewed
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[Book] Agency, Opportunity and Risk : Commercialization and Human-nature Relationships in Laos2010
Author(s)
Kono, Y., Badenoch, N., Tomita, S., Douangsavanth, L., Nonaka, K.
Total Pages
133
Publisher
Center for Southeast Asian Studies, Kyoto University
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