2008 Fiscal Year Annual Research Report
多極化する現象学の新世代組織形成と連動した「間文化現象学」の研究
Project/Area Number |
20320007
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
谷 徹 Ritsumeikan University, 文学部, 教授 (40188371)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加國 尚志 立命館大学, 文学部, 教授 (90351311)
榊原 哲也 東京大学, 人文社会系研究科, 准教授 (20205727)
廣瀬 浩司 筑波大学, 人文社会科学研究科, 准教授 (90262089)
田口 茂 山形大学, 教育文化学部, 准教授 (50287950)
村上 靖彦 大阪大学, 人間科学研究科, 准教授 (30328679)
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Keywords | 哲学 / 倫理学 / 間文化性 / 現象学 / 国際研究者交流 |
Research Abstract |
まず、初年度として基礎的な「研究基盤の構築」が必要であったため、講読会を組織して、基礎固めを行った。これは年間をつうじて行われた。 11月には、メルロ=ポンティ生誕記念に重ねて、サントベール(フランス国立科学研究センター)、カルボーネ(ミラノ大学)、ロゴザンスキー(ストラスブール大学)の各氏を招き、「国際シンポジウム」を開催した。 2月には、リー氏(ソウル大学)を招き、亀井・神田両氏(立命館大学)とともに「第一回間文化現象学シンポジウム」を開いた。さらに、チェン氏(香港中文大学)を招き、「第一回間文化現象学セミナー」を開き、同時に若手研究者のチェン氏の講演を行った。 3月にはテンゲイ氏(ヴッパタール大学)を招いて、「講演会」を開いた。 これらは、いずれも先端的研究者の「最新の研究の報告」を受けるとともに、多くの参加者を得て、従来にない「新たな視野」が開かれた。間文化現象学セミナーは新たな試みであったが、大きな成功を見た。とりわけ、漢字文化のなかでの事象分析は、今後の展開可能性を開いた。 また、代表者は、学外研究の機を活かして、連携する海外拠点の代表者と今後の「学術交流の打ち合わせ」を行い、さらに「新たな研究者との関係構築」を進めることができた。これは今後の研究展開においてきわめて有益に作用すると思われる。 メンバーの一部は、すでに初年度から「内外での研究発表」を行うことができた。このように、大きな第一歩を記すことができた初年度であった。
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Research Products
(57 results)