2010 Fiscal Year Annual Research Report
多極化する現象学の新世代組織形成と連動した「間文化現象学」の研究
Project/Area Number |
20320007
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
谷 徹 立命館大学, 文学部, 教授 (40188371)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加國 尚志 立命館大学, 文学部, 教授 (90351311)
日下部 吉信 立命館大学, 文学部, 教授 (90131309)
服部 健二 立命館大学, 文学部, 教授 (40148383)
北尾 宏之 立命館大学, 文学部, 教授 (00211194)
山口 一郎 東洋大学, 文学部, 教授 (20287551)
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Keywords | 間文化性 / 現象学 / 精神 / 身体 |
Research Abstract |
過年度の研究の蓄積の上に立って、本年度は主に重点研究領域「精神」--これは臨床現象学とも関連する--をめぐる研究が進められた。このテーマと研究目的に従って下記の企画が実施された。 5月14日には、間文化現象学研究センターとの共催により、5月14日にオーストリアからミヒャエル・シュタウディグル氏を招待し、本プロジェクトメンバーおよび学内関係者とともに間文化現象学ワークショップを開き、翌15日には氏による間文化現象学講演会を開いた。 6月28日には、間文化現象学研究センターおよび「暴力からの人間存在の回復研究会」との連携により、アメリカのロディー・リード、リサ・ブルームの両氏を招き間文化現象学講演会を開いた。 本学研究推進政策による「映画『哲学への権利』上映会・討論会」を2011年2月25日に開催したが、本プロジェクトはこれに大きく協力した。同様の国際シンポジウム「間文化性と人文学」にも本プロジェクトは大きく協力した。 他方、昨年度段階で計画されていたアレッサンドロ・サリーチェ氏の11月の講演会は、本人の職場移動によって中止となった。また、2011年3月24日に予定されていた第三回間文化現象学シンポジウムは、東日本大震災の影響により、海外招待研究者および国内の被災地の研究者に参加困難が生じ、中止・延期を余儀なくされた。これについては、状況の推移を見つつ、2011年度の第四回間文化現象学シンポジウムとともに開催したいと考えている。また、2011年度に招聘できなかったナタリー・ドゥプラズ氏についても同様である。 継続的研究として、間文化現象学研究会を42回開催し、またメンバーを海外派遣した。 成果については、5月に刊行された『現代思想』誌に「間文化現象学特集」が組まれ、その一部が公刊されたことが特筆されるが、それ以外の多くの機会でもメンバーの研究は公表された。
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Research Products
(61 results)
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[Presentation] あたわざる死2010
Author(s)
谷徹
Organizer
日独文化研究所第20回公開シンポジウム「生と死」
Place of Presentation
京都大学(京都府)(招待講演)
Year and Date
2010-10-23
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[Presentation] 身体と混血2010
Author(s)
谷徹
Organizer
西田哲学会第8回大会シンポジウム「身体」
Place of Presentation
明治大学(東京都)(招待講演)
Year and Date
2010-07-25
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