2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20320018
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Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
松居 竜五 Ryukoku University, 国際文化学部, 准教授 (40238952)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奥山 直司 高野山大学, 文学部, 教授 (50177193)
橋爪 博幸 桐生大学, 短期大学部, 講師 (40412978)
安田 忠典 関西大学, 文学部, 准教授 (90388413)
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Keywords | 南方熊楠 / 民俗学 / 仏教学 / 比較文化 / 生態学 / 草稿資料の翻刻 / 英文論文 / データベース |
Research Abstract |
交付決定後、メールによる共同研究者間の調整をおこない、連携研究者4名の指定、RA3名の雇用、全体の役割分担などを決定し、7月18日に全員による運営会議(欠席1名)を開催して確認した。月一回開催の熊楠関西研究会を中心として翻刻、研究情報を共有し、あわせて1927年分の熊楠日記3〜5月分を翻刻した。未刊行の熊楠日記のうち、1914年〜1923年分の編集を進め、平凡社東洋文庫として2009年度に第1巻を刊行予定である。Notes&Queries誌掲載文の熊楠の英文論文の翻訳と編集をおこない、すべての下訳を完成し、2009年度中に集英社から上巻を刊行予定である。この翻訳においては、あわせて同誌関連資料のデータベースの作成を進めている。2004年に高山寺から発見された熊楠の土宜法龍宛未刊行書簡を奥山を中心として翻刻を進め、藤原書店から2009年秋に刊行予定である。南方熊楠顕彰館叢書として『南方熊楠・小畔四郎往復書簡(一)[明治三十五年〜大正五年]』を2008年6月に刊行したが、現在(二)[大正七年〜大正十年]の翻刻・編集を進め、2009年5月に刊行予定である。 研究面では2008年6月9日から7月27日の期間に龍谷大学人間・科学・宗教ORCで松居を中心として展観「南方熊楠と仏教」を組織し、期間中に3回の関連シンポジウムをおこない、松居、奥山の他に連携研究者の武内善信とRAの田村義也が参加した。この成果は上記ORCの報告書として2009年7月に刊行予定である。また2009年3月20日〜5月10日に南方熊楠顕彰館で奥山を中心として展観「少年熊楠が見た高野山」を組織した。
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Research Products
(7 results)