2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20320046
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
野田 研一 Rikkyo University, 異文化コミュニケーション研究科, 教授 (60145969)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山里 勝己 琉球大学, 法文学部, 教授 (80101450)
木下 卓 愛媛大学, 法文学部, 教授 (00136293)
高田 賢一 青山学院大学, 文学部, 教授 (20008048)
中村 邦夫 大東文化大学, 文学部, 教授 (10119422)
窪田 憲子 都留文科大学, 文学部, 教授 (60178051)
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Keywords | 植民地主義 / 表象 / 移動 / 異文化 / オリエンタリズム |
Research Abstract |
本研究の目的は、英米文学および文化の研究を通じて、英米圏における「<日本幻想>の胚胎・生成とインパクトの諸相を総合的かつ具体的に検証する」ことにある。研究体制は、研究班A(理論系)と研究班B(歴史系)の2グループを編成し、それぞれグループ責任者を配置して、研究体制を管掌するとともに、各メンバーの個別研究に関しては研究代表者が統括する研究体制を構築した。本年度第1回合同研究会(神奈川県横浜市)を2009年8月8日(土)~8月9日(日)の日程で開催し、本研究プロジェクトのもっとも重要な理論的基盤を成す「表象と反表象」に関する基本文献の批判的討議を行い、各メンバーの個別研究に関する報告を受けると同時に、榎本義子氏(フェリス女学院大学名誉教授)に招待講演を依頼し、日本イメージの発信と対外的交流の拠点として歴史的に大きな役割を果たしてきた「横浜」をめぐる問題を議論した。第2回合同研究会(立教大学)は2010年3月30日(火)~31日(水)の日程で開催し、第1回合同研究会における知見、課題の再設定を踏まえた討議を行い、また、エイドリアン・J・ピニングトン氏(早稲田大学国際学術院教授)に招待講演を依頼し、日本近代と「伝統の発明」をめぐる問題を視点として加えた。総合して、本年度は研究分担者、協力者により、以下のような題目のもとに、研究報告と討議を進め、「表象と反表象」の理論的メカニズムをより鮮明にすることができた。 研究班A:表象/反表象生成過程における理論の検討(笹田直人)、「発見の物語」と時間旅行(野田研一)、江戸の清浄空間-予備的問題として(中村邦生) 研究班B:「日本を描く英米の児童書」(高田賢一)、「人の移動とペリー」(山里勝己)、「バーナード・リーチと日本幻想」(久守和子)、「戦略としての<日本>:カズオ・イシグロと幻想の故国」(中川僚子)、「京都・無隣庵の造園:逆輸入された庭園」(木下卓)
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Research Products
(12 results)