2008 Fiscal Year Annual Research Report
日本人英語学習者の話し言葉・書き言葉コーパスの整備とそれに基づく語用論的対照分析
Project/Area Number |
20320063
|
Research Institution | Showa Women's University |
Principal Investigator |
池上 嘉彦 Showa Women's University, 文学研究科, 教授 (90012327)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金子 朝子 昭和女子大学, 文学研究科, 教授 (10138505)
投野 由紀夫 東京外国語大学, 大学院・地域文化研究科, 准教授 (10211393)
小林 多佳子 昭和女子大学, 人間社会学部, 准教授 (50249009)
高野 恵美子 昭和女子大学, 人間文化学部, 准教授 (90338541)
高味 み鈴 昭和女子大学, 人間文化学部, 准教授 (30226922)
|
Keywords | 日本人英語学習者 / 書き言葉 / 話し言葉 / ICLE / LINDSEI |
Research Abstract |
当研究は、国際的共同プロジェクトの一部として作成した日本人英語学習者の書き言葉および話し言葉の学習者コーパスを更に整備し、日本人英語学習者の書き言葉および話し言葉の特徴を分析すると共に、異なる言語を母語とする英語学習者との比較研究を行い、その結果を英語教育へと応用することを目的としている。本年は主に以下の研究活動を行なった。 (1)話し言葉コーパスLINDSEI (The Louvain International Database of Spoken English Interlanguage)の日本人sub-corpusの整備: ・これまで収集したデータの整備作業を終了し、本国際共同プロジェクトの本部となっているベルギーのUniversite Catholique de Louvainに確定版データを送付した。 (2)LINDSEI日本人sub-corpusのエラータグ付けの作業着手: ・上記のデータにエラータグを付ける作業の下準備として、Native Speakerによるエラーチェックを10月に完成させた。 (3)本研究のWebサイトの開設: ・これまでの活動成果や今後の活動を研究者や英語教育関係者に知らせる目的として、本研究のWebサイトのデモ版を開設し、来年度からの本格的利用に備えた。 (4)Web公開用のICLE日本人sub-corpus(List B)の整備: ・どのようなデータとして整備をしていくかについて検討するため、現在のサブコーパスの点検を開始した。 (5)LINDSEIの日本人sub-corpusを利用した語用論的研究: ・LINDSEIの日本人sub-corpusのPicture Storyに品詞タグ付け作業を行なうと共に、レベル別の日本人英語学習者の学習者コーパスと英語母語話者のコーパスを収集し、それらのコーパスにも同様に品詞タグ付けを行なった。これらの資料をもとに、語用論的研究に着手した。
|
Research Products
(29 results)