2010 Fiscal Year Annual Research Report
最新の研究成果を歴史教育につなぐ教材・教授資料の研究開発
Project/Area Number |
20320094
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
堤 一昭 大阪大学, 文学研究科, 准教授 (70283835)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桃木 至朗 大阪大学, コミュニケーションデザイン・センター, 教授 (40182183)
江川 温 大阪大学, 文学研究科, 教授 (80127191)
秋田 茂 大阪大学, 文学研究科, 教授 (10175789)
飯塚 一幸 大阪大学, 文学研究科, 教授 (50259892)
山内 晋次 神戸女子大学, 文学部, 准教授 (20403024)
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Keywords | 歴史教育 / 日本史 / 東洋史 / 西洋史 / 世界史 / 中央ユーラシア史 / 社会科教育学 / グローバル・ヒストリー |
Research Abstract |
本研究は最新の歴史研究の成果を高校・大学(教養教育)における歴史教育に反映させるために、内容、解説法を検討し、教材・教授資料を作成することを目的とした。今年度は“以下の1、2の研究活動をおこない、それらの成果を研究分担者による雑誌論文・研究報告・著書による発表のほか、「大阪大学歴史教育研究会」のホームページなどを通じて逐次公表した。 1. 「大阪大学歴史教育研究会」において、合計9回の月例研究会を開催した。(イ)外部からの講師も招いての最新動向の紹介、高校および大学教養教育での授業実践の報告を「近現代のグローバル・ヒストリー」と「世界史の中の日本」の2つを中心におこない、(ロ)大学院学生によるグループ研究報告を前者に焦点を絞っておこなった。これらの発表・報告は配付資料も含め、「大阪大学歴史教育研究会」のホームページで公表している。さらに(ロ)の成果は『成果報告書シリーズ4』として刊行した(なお昨年度の模擬授業の成果『成果報告書シリーズ2』も今年度刊行した)。 2. 「大阪大学歴史教育研究会大会-阪大史学の挑戦2-」と題する最新の研究成果と歴史教育に関するシンポジウムを8月9日~11日の三日間にわたり、教員組織とも連携して開催した。日本各地から高校地歴教員を中心として約160名の参加を得た。第1部「近世世界におけるヨーロッパとアジア」、第2部「中央ユーラシア史の枠組みの理解にむけて」、第3部「地域史から見る世界史、世界史から見る地域史」の構成で、本科研代表者、分担者の他、大学教員、高校教員、連携研究者、研究員、大学院学生が講演・報告をおこなった。その他にも、5月に日本西洋史学会・第60回大会大シンポジウム「世界史教育の現状と課題」において、分担者の桃木と児玉が講演者とコメンテーターを務めた。第5回高大連携東南アジア教育科研研究会(9月)および歴史教育史研究会(10月)では、分担者の中村が講演をおこなった。
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Research Products
(34 results)