2012 Fiscal Year Annual Research Report
歴史における女性の身体と看護・医療―生・老・病・死―
Project/Area Number |
20320096
|
Research Institution | Kyoto Tachibana University |
Principal Investigator |
細川 涼一 京都橘大学, 文学部, 教授 (20219190)
|
Project Period (FY) |
2008-04-08 – 2013-03-31
|
Keywords | 医療 / 看護 / 生・老・病・死 |
Research Abstract |
本年度は最終年度であるため、研究報告書として、京都橘大学女性歴史文化研究所編『医療の社会史―生・老・病・死―』(思文閣出版、2013年2月25日)を執筆・刊行した。その内容は次のとおりである。 I 中古・近世の医療と社会 平安中後期における貴族と医師(増渕徹・文学部教授) 鎌倉幕府の医師(細川涼一・文学部教授) 『本草綱目』に見る中国医療の到達点(島居一康・文学部教授) 《コラム》敦煌石窟壁画からみた民衆の喪葬礼儀――「老人入墓図」を取り上げて(王衛明・文学部教授) 室町・戦国期の山科家の医療と「家薬」の形成――「三位法眼家傳秘方」をめぐって(米澤洋子・文学部非常勤講師) 曲直瀬玄朔とその患者たち(田端泰子・名誉教授) 《コラム》モンゴル時代の文化交流――医術のケース(小野浩・文学部教授) II 近・現代の医療と社会 幕末京都における医家と医療(有坂道子・文学部准教授) 明治前期の村と衛生・病気――京都府乙訓郡上植野村を対象に(高久嶺之介・文学部教授) 《コラム》W.B.イェイツ・シュタイナッハ手術・長寿法(浅井雅志・人間発達学部教授) 錯乱と祟りの間――森鴎外『蛇』の問題圏(野村幸一郎・文学部教授) 母乳が政治性を帯びるとき――世紀転換期ドイツにおける乳児保護の実態と言説(南直人・文学部教授) 《コラム》日本の看護基礎教育における死の教育についての概観(奥野茂代・看護学部非常勤講師)
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|