2009 Fiscal Year Annual Research Report
学校の安全と安心を保障する体制・取組の国際比較研究
Project/Area Number |
20330012
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
橋本 恭宏 Nihon University, 大学院・法務研究科, 教授 (30208467)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
喜多 明人 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (70147932)
安達 和志 神奈川大学, 法務研究科, 教授 (10409906)
船木 正文 大東文化大学, 文学部, 准教授 (60190120)
森 浩寿 大東文化大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (20433865)
柳本 裕加子 中京大学, 法科大学院, 准教授 (10247489)
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Keywords | 学校安全 / 安全教育 / 学校防犯 / 生徒指導(生活指導) / 学校の安全管理・危機管理 / 児童生徒の問題行動 |
Research Abstract |
平成21年度は「学校安全」の国際比較研究の観点から、以下の通り、国内外への訪問調査を中心に研究を進めた。 (1)国外調査 「学校安全」に積極的に取り組んでいる米国ニューヨーク市の取組・体制の実態と課題を把握するために、同市への訪問調査を実施した。具体的には、学校への危機や危害を防止する「学校防犯」対策、また子どもによる学校内における問題行動を防止する「ゼロ・トレランス」方式の生徒指導の条件等を探るために、以下を対象に実施した。 (1)同市教育局:「子どもの権利章典と懲戒基準」の策定と学校・警察との協働体制の構築等について(2)同市公立学校:学校安全の実態と実践について(3)ニューヨーク市民自治連合:過剰な学校防犯、生徒指導対策の課題について(4)ニューヨーク大学教授ノグエラ氏(社会学):生徒指導対策の課題について (2)国内調査 (1)三島市立南中学校:安全教育の観点から、生徒会を活用した学校防犯体制づくりの取組について(2)大阪府立茨田高校:学校の紛争防止のために生徒同士による問題解決を期した教育(ピア・メディエーション)の実践について(3)岡山学芸館高校:ゼロ・トレランス方式による生徒指導の条件整備と実践について(4)浜松市教育委員会:警察官OBを中心とするスクール・ガードリーダーと地域住民による学校安全ボランティアの配置を通じた学校防犯体制づくりの取組について なお、以上の国内外への訪問調査以外に、平成20年度に実施した「学校の安全・安心の取組に関する意識・実態調査研究アンケート」の分析と検討を行った。
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Research Products
(2 results)