2009 Fiscal Year Annual Research Report
グローバルインバランス論の再検討と新しい調整メカニズムの可能性
Project/Area Number |
20330066
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
藤田 誠一 Kobe University, 経済学研究科, 教授 (40135778)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松林 洋一 神戸大学, 経済学研究科, 教授 (90239062)
岩壺 健太郎 神戸大学, 経済学研究科, 准教授 (90372466)
北野 重人 神戸大学, 経済経営研究所, 准教授 (00362260)
五百旗頭 真吾 同志社大学, 商学部, 准教授 (30411060)
星河 武志 近畿大学, 経済学部, 講師 (20467674)
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Keywords | グローバルインバランス / 世界金融危機 / アメリカ経常収支赤字 / ブレトンウッズII / SDR / 新しい国際マクロ経済学 / ユーロ |
Research Abstract |
1.科研メンバーによる研究会を定期的に開催し、各人の研究成果の報告とディスカッションを行い、研究成果報告書の準備を行った。 2.セミナーの開催(2回、3名) 研究テーマに関連するセミナーを開催し、報告を基に討論を行った。スピーカーは以下の通りである。Jan Fidrmuc(ブルーネル大学)、岩田健治(九州大学)、中條誠一(中央大学) 3.メンバーによるシンポジウムの企画 日本金融学会秋季大会において、国際金融パネル「グローバルインバランスと世界金融危機」を企画・開催した。企画・座長を藤田が行い、岩壺、田中素香(中央大学)、白井さゆり(慶應義塾大学)が報告し、竹中正治(龍谷大学)、清水聡(日本総合研究所)のコメントを基に討論を行った。 4.研究成果の公表 (1)メンバーはそれぞれの研究テーマについて、国内外の学会・セミナーで13回の研究報告を行った。 (2)本研究の成果を刊行するべく準備を進め、『グローバルインバランスの経済分析』として有斐閣がら9月に刊行予定である。内容は、下記の通りである。第1章「グローバルインバランスとは何か」、第2章「グローバルインバランスの特徴とマクロ経済」、第3章「経常収支と為替レートの変動要因」、第4章「為替レートは経常収支の調整に有効か」、第5章「人民元の切り上げはグローバルインバランスの解決策になるのか」、第6章「アジア諸国による外貨準備の拡大要因とマクロ的影響」、第7章「グローバルインバランスは世界金融危機の原因か」、終章「グローバルインバランスと国際通貨システム」
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Research Products
(5 results)