2009 Fiscal Year Annual Research Report
非正規労働者を組織する新型労働組合-個人加盟ユニオンの構造と機能
Project/Area Number |
20330110
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
遠藤 公嗣 Meiji University, 経営学部, 教授 (20143521)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
C.W. ウェザーズ 大阪市立大学, 経済学研究科, 教授 (50305611)
澤田 ゆかり 東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (50313268)
横田 伸子 山口大学, 大学院・東アジア研究科, 教授 (60274148)
山田 和代 滋賀大学, 経済学部, 准教授 (50324562)
小関 隆志 明治大学, 経営学部, 准教授 (20339568)
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Keywords | 個人加盟 / ユニオン / 労働組合 / 労働相談 / 非正規 / 派遣 / パートタイム / コミュニティ |
Research Abstract |
前年度に引き続き、共同研究会を開催した。研究参加者の各自がすすめている研究について、その中間成果をもちよって相互に発表し合い、検討し合うことをおこなった。この場に、同様な関心のある大学院生の研究会への参加を認めて、若手研究者の研究進展に配慮した。 中国の労働NPOについて、研究分担者の1人が中心となって、訪問調査をおこなった。北京市における調査には、研究代表者も同行した。また、韓国における非正規労働者を組織する労働組合および調査団体等について、別の研究分担者が中心となって訪問調査を実施した。その一部には、研究代表者も同行した。 前年度に、2009年12月にソウルで日韓非正規労働フォーラム2009を公開開催しようとする企画がはじまり、本年度は、その準備をはじめた。日韓の間の企画調整のための通信など、多忙であった。途中、さまざまな障害が発生して、一時はフォーラムを開催できないかに思われたが、なんとか準備を完了することができ、12月4日5日に、ソウル市南部にある中央大学大学院国際会議室でフォーラムを開催することができた。日韓両国から全部で200名余の参加者があり、日本からも52名の参加があって、成功した。 この研究課題の恒常的な研究協力者がおもに担当し、九州と首都圏の個人加盟ユニオンについてのアンケート調査を実施した。このアンケート調査の調査対象は、この研究協力者が10年前に実施した調査における調査対象と同一であって、それらの10年間の変化を確認するためのものであった。このような調査は日本でおそらくはじめてである。調査結果の分析は、次年度におこなう予定である。
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Research Products
(16 results)