2010 Fiscal Year Annual Research Report
非正規労働者を組織する新型労働組合-個人加盟ユニオンの構造と機能
Project/Area Number |
20330110
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
遠藤 公嗣 明治大学, 経営学部, 教授 (20143521)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
C.W. ウェザーズ 大阪市立大学, 経済学研究科, 教授 (50305611)
澤田 ゆかり 東京外国語大学, 総合国際学研究院, 教授 (50313268)
横田 伸子 山口大学, 東アジア研究科, 教授 (60274148)
山田 和代 滋賀大学, 経済学部, 准教授 (50324562)
小関 隆志 明治大学, 経営学部, 准教授 (20339568)
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Keywords | 個人加盟 / ユニオン / 労働組合 / 労働相談 / 非正規 / 派遣 / パートタイム / コミュニティ |
Research Abstract |
前年度に引き続き、各人がそれぞれの分担する研究に従事した。各フィールドでの調査をおこなったが、3人の研究分担者は、事実上、参与観察研究をおこなった。昨年度に、九州と首都圏の個人加盟ユニオンについてのアンケート調査を実施したが、この調査の調査対象は、研究協力者の1人が10年前に実施した調査における調査対象と同一であって、それらの10年間の変化と不変化を確認するための調査であった。10年前の調査結果と比較して、今回の調査結果の分析をおこなった。研究代表者と研究分担者の計6人は、他の研究費による出張も含めて、米国、オーストラリア、ブラジル、中国、韓国、に出張し、当該国における個人加盟ユニオンないしは労働NPOについての状況を調査した。共同研究会では、これらの各自がすすめた調査結果をもちよって相互に発表し、検討をおこなった。また、そのほか、関係する研究をおこなっている大学院生や若手研究者に研究会への参加と研究発表を依頼し、それらの発表をもとに議論を深めた。これは若手研究者の研究進展に配慮したものでもあった。3年間の研究成果について、とりまとめと、研究成果の発表方法について、検討した。その結果として、 a)研究参加者による共著を、下記の予定で、刊行することとした。 遠藤公嗣編著『個人加盟ユニオンと労働NPO』(仮)ミネルヴァ書房、2011年刊予定。 b)現時点で決まっている国際学会等での発表予定は下記となった。 Endo, Koshi," Individual Affiliate Unions (IAUs) and Labor Non Profit Organizations in Japan," paper prepared for a session titled in "Alternative Forms of Worker Representation: Lessons from Selected Sectors and Countries, "organized by Francoise Carre, University of Massachusetts Boston, at the 64_<th> Annual Meeting of Labor and Employment Relations Association, held at Chicago, USA, Jan.6-8, 2012.
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Research Products
(27 results)