2012 Fiscal Year Annual Research Report
妊娠産褥期の母親のメンタルヘルスと幼児期の虐待傾向
Project/Area Number |
20330142
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
本城 秀次 名古屋大学, 発達心理精神科学教育研究センター, 教授 (90181544)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野邑 健二 名古屋大学, 発達心理精神科学教育研究センター, 准教授 (50345899)
金子 一史 名古屋大学, 発達心理精神科学教育研究センター, 准教授 (80345876)
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Project Period (FY) |
2008-04-08 – 2013-03-31
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Keywords | 妊娠産褥期 / 抑うつ / 母親愛着 / 児童虐待 / メンタルヘルス |
Research Abstract |
[研究の目的] 妊娠産褥期から、母親の抑うつ、母親-胎児愛着などの母親のメンタルヘルスにかかわる要因を前方視的に連続して測定し、これらの要因が子どもの2歳になるまでの母子関係、母親の子どもに対する虐待傾向などにどの様な影響を与えるかを検討し、母子のメンタルヘルスの改善に資することを目的とする。 [研究実施計画] 我々は、名古屋大学附属病院産科を受診した妊婦を対象に妊娠初中期より前方視的に調査を実施してきた。調査時点は妊娠初中期、妊娠後期、産褥期、産後1カ月、産後6カ月、1歳、1歳半、2歳、2歳半、3歳であった。質問紙の内容はそれぞれの調査時点で異なっているが、母親の抑うつ、母親-胎児愛着等を測定する尺度は、主要な質問項目として、各時期の質問紙に含まれている。 本年度はこのような研究計画にのっとり、質問紙調査を継続し、さらに対象数を増加させることを計画していたが、状況の変化により調査を継続することが次第に困難となってきたため、これまで収集したデータで調査の目的を達成したと考え、質問紙調査は終了することになった。そして、研究活動の主力を文献的な検討と、データの打ち込みとデータの整理に移してきた。これまで収集したデータはすでに大量にわたり、これまでかなりの部分がすでに打ち込みを終了しているが、データの分析を始める前にデータのチェックを行った。このようにしてデータの分析を行い、論文を発表する準備を整えている。すでに学会発表は多く行っているが、今後は国際誌への投稿を積極的に目指していきたい。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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