2009 Fiscal Year Annual Research Report
大学での学びを高め、卒業時の能力保証を生み出す授業の開発に関する実証的研究
Project/Area Number |
20330188
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
橋本 健夫 Nagasaki University, 教育学部, 教授 (00112368)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大塚 雄作 京都大学, 高等教育研究開発推進センター, 教授 (00160549)
三尾 忠男 早稲田大学, 教育総合化学学術院, 教授 (20219596)
鈴木 誠 北海道大学, 高等教育機能開発センター, 教授 (60322856)
小宮山 潔子 国士舘大学, 文学部, 教授 (80225581)
鈴木 慶子 長崎大学, 教育学部, 教授 (40264189)
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Keywords | 教育 / 高等教育 / 学士力 / 学生参加型授業 |
Research Abstract |
大学が掲げた理念や目標を達成するためには、学士力保証に向けた明確なカリキュラムの構成とそのカリキュラムの趣旨にそって、それぞれの学生の能力を確実に向上させる授業の実施が必要となる 昨年度の研究や議論をうけ、本年度は卒業時の能力をどのように規定し、それをどのように具体的に達成するかについて各分担者が個別に追究した。その結果、次のような研究成果を得た。 橋本・鈴木:学部の授業での学生参加をどのようにするかについて検討し、教職を身近に感じながらの展開にするために、模擬授業を多く取り入れる授業改善を行った。 川上:教育学部の授業に学校現場での学習法に関する講義を多く加え、実践能力の育成向上を図った。ただ、その評価については、十分な分析を行えなかった。 小宮山:学部の授業と家庭学習(予習)を組み合わせる実践を行った。とくに、家庭学習では作品の製作や調査を重視し、活動からの課題を授業に活用した。 大塚:Active Learningを目標にして、授業を構成した。それは、学生の成就感をも充たし、教員とのコミュニケーションも円滑にしたものである。この過程では、学生たちのポートフォリオにコメントを加えながら、授業を行い、学生による評価も行った。また、過年度との比較も行った 鈴木:従来からの授業をより先鋭的に組み直し、展開した。その授業をすでに履修した学生たちも加わって、実験等の行うことによって、より一層学生たちが積極的に授業に参加する手応えを得た 三尾:大人数の授業を対象として、成績不振者への対応を試みた。アンケートの後、面談を行ってその原因を追及して、早期に適切な方策を打つことを考えた。 このように、それぞれの授業を通しての改善点を年度末にもちより、来年度向けた検討を行った。
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Research Products
(5 results)