2010 Fiscal Year Annual Research Report
長寿命住宅に対応する住まい方事例の体系的調査研究による「リフォーム計画論」の追究
Project/Area Number |
20360278
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Research Institution | Kogakuin University |
Principal Investigator |
沢田 知子 工学院大学, 工学部, 研究員 (40060818)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丸茂 みゆき 文化学園大学, 造形学部, 准教授 (50257086)
谷口 久美子 文化学園大学, 造形学部, 准教授 (90236696)
渡邊 裕子 文化学園大学, 造形学部, 講師 (50386314)
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Keywords | 住宅論 / 長寿命住宅 / SI住宅 / 住宅リフォーム / リフォーム計画 |
Research Abstract |
本研究チームは、近年の課題となっている「長寿命住宅」の供給において、そのハードに対応すべきソフト(長寿命な住まい方像)が明らかになっていない現状と、社会波及的な研究成果の必要性に着目し、公共性の高い研究内容・組織体制を主眼に本研究を構想した。 本研究は、長寿命住宅を対象に「経年的・先導的住まい方」の体系的調査(収集・調査分析)を行い、産学官連携研究会(12名)による理論共有を図り、長寿命住宅に対応した住まい方像の明確化を図ることを目的としている。 平成22年度の計画として、「公的集合住宅(フリープラン賃貸住宅)」の調査を実施する計画となっており、アンケート調査は完了し、ヒアリング調査(20件)が進行中であった時点で、震災の影響でヒアリング調査の相手先の協力を得ることが困難となり、研究費の繰越を申請して、平成23年5月末までに、当初の計画どおりに完了した。 ヒアリング調査では、入居後20年を経過した「フリープラン賃貸住宅」に住み続けている居住者、途中入居した居住者、一般賃貸住宅として入居している居住者から、それぞれ貴重な知見を収集できた。特に「光が丘フリープラン賃貸住宅」では、居住者が積極的なリフォームを何度も行っている事例が確認でき優れた住みこなし事例として位置づけられることがわかった。 本研究の中間報告として、学外で公開の「調査研究報告会」を開催(平成23年1月29日)、好評を得た。
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Research Products
(1 results)