2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20360400
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Research Institution | National Maritime Research Institute |
Principal Investigator |
小川 剛孝 National Maritime Research Institute, 構造系, グループ長 (50360714)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高木 健 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (90183433)
戸澤 秀 独立行政法人 海上技術安全研究所, 構造系, 系長 (30399513)
平方 勝 独立行政法人 海上技術安全研究所, 構造系, 主任研究員 (80450675)
岡 正義 独立行政法人 海上技術安全研究所, 構造系, 主任研究員 (70450674)
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Keywords | 海事流体力学 / 損傷船舶 / 残余強度 / 流力弾性 / 構造信頼性 |
Research Abstract |
本研究では、損傷船舶の残余強度を適切に評価する手法の構築を目的として、損傷船舶にはたらく波浪荷重推定法から信頼性手法も含めた強度評価法までを一貫して研究を実施する。 1.損傷船舶の波浪中における水槽試験法(運動・荷重)の開発 捩り剛性まで適切に相似則を満足できるように新しく設計・開発したバックボーンモデルを製作し、弾性応答も含めて、曲げ・剪断(縦・横)、振りの5分力の計測を可能にした。陸上での検定及び水槽試験の結果、極めて良好にこれらの荷重を計測できることを検証した。 2.弾性応答を考慮した損傷時船舶の波浪中における波浪荷重推定法の開発 船体運動の非線形性だけでなく縦運動と横運動の連成、弾性応答、漂流運動も考慮した損傷船舶の船体運動・波浪荷重の時系列計算法を開発した。ベースとなる計算法には、非線形ストリップ法とランキンソース法を用いる。非線形ストリップ法については、従来から研究代表者がコードの拡張を行っており、既に船体運動の非線形性、弾性応答、漂流運動が考慮できるようになっているため、研究の初期段階において縦・横・捩り荷重の連成が考慮出来るように開発した。さらに、ランキンソース法を時々刻々の物体表面条件を満足するように拡張して、縦波大波高中でも計算可能な時系列計算法を開発した。 3.信頼性手法にもとづく損傷船舶の残余強度評価法の開発 逐次崩壊解析法により解析するための設定荷重について検討を行った。また、船体の損傷確率モデルと部材の経年劣化の確率モデルの開発を行った。
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Research Products
(7 results)