2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20390051
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
木村 宏 Shiga University of Medical Science, 分子神経科学研究センター, 教授 (40079736)
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Keywords | ヒト腸管神経系 / アセチルコリン / コリンアセチル基転移酵素 / pChAT / 酵素精製 / 免疫組織化学 / 抗体作成 / モノクローナル抗体 |
Research Abstract |
研究の目的:本研究者らは、ACh合成酵素にはcChAT と pChATの2種あり、それぞれを含有する2種のコリン神経系が生体にあると提唱してきた。本研究の目的は、ヒトpChAT酵素を精製し、ヒトpChATコリン神経の機能的意義を明らかにすることにある。 平成21年度の研究実施実績:タンパクを最も効率よく精製する手段としてヒトpChAT抗体を用いる免疫沈降法の技術開発に取り組んだ。そこでモノクローナル抗体の作成に着手し、有望なクローン3種を追求しつつある。現在、抗体エピトープの決定に成功し、モノクローナル抗体の完全樹立に挑戦中である。このモノクローナル抗体が樹立できれば、ヒトpChAT酵素の精製は僅か2ステップで完了することも予測され、研究目的の達成は極めて楽観的である。
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