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2009 Fiscal Year Annual Research Report

miRNAの痛みのメカニズムへの関与の解明

Research Project

Project/Area Number 20390417
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

萩平 哲  Osaka University, 医学部附属病院, 講師 (90243229)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 真下 節  大阪大学, 医学系研究科, 教授 (10110785)
柴田 政彦  大阪大学, 医学系研究科, 寄付講座教授 (50216016)
高階 雅紀  大阪大学, 医学部附属病院, 講師 (30221352)
中江 文  大阪大学, 医学系研究科, 特任准教授 (60379170)
中井 國博  大阪医科大学, 医学部, 講師 (80362705)
KeywordsマイクロRNA / GABA受容体 / tonic inhibition / 眼窩下神経絞扼モデル
Research Abstract

本年度は昨年度絞り込んだマイクロRNAのうちGABA受容体のうちtonic inhibitionに関与するサブタイプに作用しうるものを最初の候補として機能解析を開始することを目標に行った。まず、昨年度の発現解析の結果、候補となるマイクロRNAがターゲットとなりうる遺伝子をリストアップした。さらにそれらのうちtonic inhibitionに関与する遺伝子の発現解析を行ったデータを考察した。すると、支配領域である頸部脊髄、さらに三叉神経節においてもその発現量に差を認めなかった。このことを2009年5^<th> World Congress World Institute of Painで報告した。メッセージの量に差がないがプレリミナリーな生理学的データではtonic inhibitionの増加を認めており、mRNAレベルで発現の差がなく、生理学的には差を生じていることから、miRNAがターゲットとなりうる可能性が示唆された。さらに、本年はin vitroにおける機能解析を目標に細胞培養の系を確立することができた。まず、ベクターにマイクロRNAが結合する可能性のある配列を組み込み、そのベクターを増やし、そしてルシフェラーゼ活性の確認まで現在終了している。今後、目的のマイクロRNAの人工の分子を細胞レベルで作用させ、実際に結合するか否かについての検討を終了させる予定である。この結果を来年度の日本分子生物学会での報告を目指し検討中である。
なお、実際にマイクロRNAが目的遺伝子に結合することが分かったら、タンパクの発現制御に関与するか否かを確認することができるので、未知のマイクロRNAの機能解析の重大な進歩につながり大変意義深いと考えられる。

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Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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