• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2008 Fiscal Year Annual Research Report

尿路上皮を中心とした膀胱機能調節の分子機構の研究

Research Project

Project/Area Number 20390425
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

西山 博之  Kyoto University, 医学研究科, 講師 (20324642)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小川 修  京都大学, 医学研究科, 教授 (90260611)
中村 英二郎  京都大学, 医学研究科, 講師 (90293878)
兼松 明弘  京都大学, 医学研究科, 助教 (90437202)
吉村 耕治  京都大学, 医学研究科, 助教 (40397542)
Keywords排尿障害 / 膀胱機能 / 尿路上皮 / 分子生物学
Research Abstract

我々はこれまで、下部尿路閉塞状態で尿路上皮が産生する増殖因子であるbFGF(FGF-2)が膀胱平滑筋に及ぼす影響を報告してきたが、(1)今年度はその中で、bFGFが平滑筋間のgap junctionの主要な構成タンパクであるコネキシン43 (Cx43)のレベルを上昇させることをin vitroの細胞培養系とin vivoでの局所徐放系の二つの系を用いて確認した。bFGF刺激を受けた膀胱平滑筋はムスカリン刺激に対する感受性が上昇するが、この効果はコネキシン阻害薬により消失することも証明し、第97回日本泌尿器科学会総会で報告する予定である。(2)一方、間質性膀胱炎自然発症モデルを用いた検討では、発病マウスの血清を腹腔内注射することで正常マウスに同様の病態を引き起こせることが明らかになっており、その過程においてTNFαが果たす役割を引き続き解析中である。マウスの排尿行動解析系についても、自動記録装置化に向けた基礎実験と機器の開発を順調に進めつつある。(3)また、研究室へのヒト正常尿路上皮細胞株の導入は進んでおり、培養と解析の基礎データを積み重ねつつある。今後cDNAマイクロアレイやプロテオミクスを用いた解析系を用いて、上皮刺激シグナルによって上皮が産生する物質の検討を進めていく計画である。それと並行して、臨床検体の上皮由来物質の尿中マーカーとしての有用性の解明も進めていく予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] bFGFによる平滑筋gap junction発現を介した過活動膀胱発症機序の解明2009

    • Author(s)
      根来宏光
    • Organizer
      第97回日本泌尿器科学会総会
    • Place of Presentation
      岡山
    • Year and Date
      2009-04-17

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2012-09-26  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi