2009 Fiscal Year Annual Research Report
在日外国人に対する看護の現状と諸外国における状況との比較
Project/Area Number |
20390549
|
Research Institution | University of Occupational and Environmental Health, Japan |
Principal Investigator |
川口 貞親 University of Occupational and Environmental Health, Japan, 産業保健学部, 教授 (00295776)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
植本 雅治 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (90176644)
|
Keywords | 看護 / 在日外国人 / 全国調査 |
Research Abstract |
本研究の目的は、全国の医療機関、保健所(保健センターを含む)を対象として、在日外国人に対する看護の現状を把握することである。今年度はまず、調査に使用する調査票を確定し、産業医科大学倫理審査委員会に申請し、承認を得た。 今年度は医療機関を対象とする全国調査を実施した。医療機関向けの質問紙は「外国人入院患者への看護」「外国人救急外来受診患者への看護」の2種類を準備した。質問項目はほとんど同じであるが、それぞれの状況にあわせて、若干異なる質問を組み入れた。調査は平成21年12月に、ほぼ時期を同じくして双方の質問紙調査を実施した。「外国人入院患者への看護」の調査については病院要覧(医学書院)から抽出した約3100病院に配付した。「外国人救急外来受診患者への看護」については救急指定病院として登録されている386病院に配付した。医療機関の統廃合、閉院により、宛名不明で返ってきた調査票が多数あり、最終的な配布部数は、「外国人入院患者への看護」2999部、「外国人救急外来受診患者への看護」382部で、それぞれ558病院、98病院から回答が寄せられ、回収率は18.6%、25.7%であった。全体としての回収率は19.4%であった。現在、回答内容等の確認作業を行っている。その作業が終わり次第、急ぎ入力作業に入る予定である。分析が終わり次第、その骨子については、平成22年度中に学術学会等で発表する予定である。また、保健所(保健センターを含む)を対象とした調査については、平成22年度中に実施を予定している。
|
Research Products
(1 results)