2008 Fiscal Year Annual Research Report
ユビキタス社会における循環器疾患患者への継続的な自己管理支援システムの構築
Project/Area Number |
20390555
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Research Institution | Miyagi University |
Principal Investigator |
吉田 俊子 Miyagi University, 看護学部, 教授 (60325933)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武田 淳子 宮城大学, 看護学部, 教授 (50157450)
徳永 恵子 宮城大学, 看護学部, 教授 (80295378)
富樫 敦 宮城大学, 事業構想学部, 教授 (20172140)
大須賀 ゆか 宮城大学, 看護学部, 助教 (70363736)
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Keywords | 循環器疾患 / 自己管理支援 / 心臓リハビリテーション / 患者教育 |
Research Abstract |
ユビキタス社会における循環器疾患患者への継続した看護支援による教育システムの構築をめざして、再発のリスク階層化に基づいた患者教育システムの確立にむけ、平成20年度は、急性期からの連続した看護職の患者教育状況、看護職の疾病管理状況、看護の専門性について調査および文献検討を実施した。 研究協力が得られた各都道府県の循環器治療施設、心大血管リハビリテーション実施施設を対象とし、現在の急性期からの患者教育の状況、課題について実態を明らかにするために、患者教育実態調査を実施した。調査内容は、施設特性、患者教育の方法、教育内容、教育の実施と評価方法、患者教育の阻害要因と工夫等について調査し、わが国の循環器看護分野の教育状況と課題について明らかにした。さらに、国内外における虚血性心疾患の患者教育に関する文献から、急性期治療施設、回復期(外来、継続診療施設)、維持期(継続診療施設、循環器疾患対象者運動施設)においての患者教育内容の特性と教育内容・方法、その効果について検討し、現在明らかにされている患者教育内容、効果的な手法について、エビデンス判定を実施し、国内外における循環器疾患の患者教育を取り巻く課題について検討した。さらに米国の心臓リハビリテーション・循環器施設において、循環器看看護職の役割や専門的な機能についてヒアリングを実施した。今年度の研究成果は、平成21年度5th ISPRM、日本心臓リハビリテーション学会等に公表予定である。これらの結果を基に、次年度は急性期、回復期、維持期へと連携するプログラムの内容、および機能要件について検討・作成を行う。
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Research Products
(17 results)