2009 Fiscal Year Annual Research Report
里山における遠隔看護システムの活用と普及に関する実践的研究
Project/Area Number |
20390574
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Research Institution | Nagano College of Nursing |
Principal Investigator |
北山 秋雄 Nagano College of Nursing, 看護学部, 教授 (70214822)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安田 貴恵子 長野県看護大学, 看護学部, 教授 (20220147)
那須 裕 長野県看護大学, 看護学部, 教授 (50020839)
清水 嘉子 長野県看護大学, 看護学部, 教授 (80295550)
野坂 俊弥 長野県看護大学, 看護学部, 准教授 (90281253)
太田 克矢 長野県看護大学, 看護学部, 准教授 (60295798)
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Keywords | 遠隔和看護 / システム開発 / 里山 / 在宅療養者 / 実践的研究 |
Research Abstract |
本研究は、最先端の遠隔看護システムを開発し実用化することによって、特に里山(へき地/中山間地域や島しょ)における医療過疎の解消と地域社会の再生を目指している。今年度は、特に以下の課題を中心に取り組んだ。 1)遠隔看護システム「サラス」と第3世代携帯電話システムの接続 双方向テレビ電話を装備した第3世代携帯電話システムと遠隔看護システム「サラス」が接続可能となり、介護者が外出先から携帯電話を用いて遠隔看護システム「サラス」に入り、在宅療養者の状態を24時間いつでも見守りしたりステーションの看護師と在宅療養者の状態について相談したり、在宅療養者からの緊急通報が外出中の介護者の携帯電話とステーションに同時かつリアルタイムに送受信されることが可能となった。 2)遠隔看護システム「サラス」の簡便/安価なメンテナンスの方策の検討 ASP型Web会議システムのテクノロジーを導入することでメンテナンス負担が大幅に軽減することを確認した。 3)遠隔妊産婦健診への遠隔看護システム「サラス」の導入 今年度、開業助産師の協力を得て市内2名の妊産婦宅に設置して、必要な情報項目、利用者の満足度、回線の状態やメンテナンス態勢等についてデータ収集した。その結果をもとに「遠隔妊産婦健診データベース」を開発した。 4)地元の自治体、IT企業等との取り組み 遠隔看護システム「サラス」の応用分野は極めて広範囲に及ぶ。遠隔看護を中核とした「スーパーユビキタス・コミュニティサービスプロジェクト(略称:SUCOS Project)」を地元自治体と立ち上げ、24時間コミュニティサービス(コミュニティ・ルネサンス)を目指した取り組みを今年度から始めた。
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