2008 Fiscal Year Annual Research Report
アメリカ収蔵「書跡」の基礎データ収集と整理のための調査研究
Project/Area Number |
20401014
|
Section | 海外学術 |
Research Institution | Daito Bunka University |
Principal Investigator |
河内 利治 Daito Bunka University, 文学部, 教授 (70249077)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安達 直哉 大東文化大学, 文学部, 教授 (90231935)
|
Keywords | アメリカ収蔵 / 日本書跡 / 中国書跡 / フリーアギャラリー / ボストン美術館 / シアトルアジア美術館 / バーネット&ブルート / 国際情報交換 |
Research Abstract |
「研究の目的」は、アメリカの博物館・美術館ならびに民間等に収蔵される「中国書跡」と「日本書跡」の基礎データの収集と整理を行い、将来的な網羅的データ化に向けての基盤を構築することにあり、そのための調査研究を行った。平成20年度「研究実施計画」は、「アメリカの博物館・美術館等収蔵「書跡」の基礎的データ収集の準備」と位置づけ、「書跡」の図版の収集と精査を行いながら、実際に渡米してアメリカの博物館・美術館等に収蔵される「書跡」の計測、写真撮影、保存状態の確認などを行い、そのデータをもとに「基礎データ台帳」作成を開始した。 「書跡」の図版の収集と精査には、「中国書跡」では『中国絵画総合図録』第1巻〜第5巻、『中国絵画総合図録』続編第1巻〜第4巻、『歐米収蔵中国法書名蹟集』全四巻、『歐米収蔵中国法書名蹟集(明清篇)』全二巻を、「日本書跡」では『ボストン美術館日本美術調査図録第1次調査』、『同第2次調査』、およびアメリカの各博物館・美術館公式ホームページに掲載される画像図版を参照しながら、調査対象とする博物館・美術館と書跡を絞込み、ボストン美術館「日本書跡」15点、バーネット&ブルート個人コレクション「日本書跡」7点、ワシントンDC・フリーアギャラリー「日本書跡」35点と「中国書跡」7点、シアトルアジア美術館「日本書跡」1点と「中国書跡」14点を実地調査した。帰国後それらを整理しながら、「日本書跡」58点、「中国書跡」21点、合計79点の「基礎データ台帳」にまとめた。その書跡データ(3月DC調査分を含まず)は、「平成20年度科学研究費補助金「基盤研究B<海外学術調査>」による研究報告--研究課題:アメリカ収蔵「書跡」の基礎データ収集と整理のための調査研究」(「大東書道研究」16)に報告した。
|
Research Products
(8 results)