2010 Fiscal Year Annual Research Report
アメリカ収蔵「書跡」の基礎データ収集と整理のための調査研究
Project/Area Number |
20401014
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Research Institution | Daito Bunka University |
Principal Investigator |
河内 利治 大東文化大学, 文学部, 教授 (70249077)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安達 直哉 大東文化大学, 文学部, 教授 (90231935)
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Keywords | 書道 / 書跡 / 国際情報交換 / ワンシントンDCフリーアギャラリー / ハーバード大学美術館 / バーネット&ブルートコレクション / ポストン美術館 / シアトルアジア美術館 |
Research Abstract |
「研究の目的」は、アメリカの博物館・美術館ならびに民間等に収蔵される「中国書跡」と「日本書跡」の基礎データの収集と整理を行い、将来的な網羅的データ化に向けての基盤を構築することにあり、そのための調査研究を行った。平成20年度から開始した「アメリカの博物館・美術館等収蔵「書跡」の基礎的データ収集の準備」を受け、平成22年度「研究実施計画」は、平成21年度からの「アメリカの博物館・美術館等収蔵「書跡」の基礎的データ収集の継続」とし、「書跡」の図版の収集と精査を行いながら、実際に渡米してアメリカの博物館・美術館ならびに民間等に収蔵される「書跡」の計測、写真撮影、保存状態の確認などを行い、そのデータをもとに「基礎データ台帳」作成を行った。 「書跡」の図版の収集と精査には、アメリカの各博物館・美術館公式ホームページに掲載される画像図版を参照しながら、調査対象とする博物館・美術館と書跡を絞込み、ハーバード大学美術館「中国書跡」6点、「日本書跡」15点、ワシントンDCフリーアギャラリー「中国書跡」5点、「日本書跡」10点、ならびにバーネット&ブルートコレクション「中国書跡」1点、「日本書跡」10点を実地調査した。帰国後それらを整理しながら、「中国書跡」12点、「日本書跡」35点、合計47点の「基礎データ台帳」をまとめた。書跡データは「平成22年度科学研究費補助金「基盤研究B<海外学術調査>」による研究報告--研究課題:アメリカ収蔵「書跡」の基礎データ収集と整理のための調査研究」(「大東書道研究」18)に報告した。なお、本年度からボストン美術館が調査不可能になったことは非常に残念であることを付記しておきたい。
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Research Products
(12 results)