2008 Fiscal Year Annual Research Report
インド・国内周辺部における開発戦略の展開と持続的発展への課題-2つの山岳州の比較
Project/Area Number |
20401042
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
岡橋 秀典 Hiroshima University, 大学院・文学研究科, 教授 (00150540)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
友澤 和夫 広島大学, 大学院・文学研究科, 教授 (40227640)
由井 義通 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (80243525)
澤 宗則 神戸大学, 大学院・人間発達環境学研究科, 准教授 (40235453)
鍬塚 賢太郎 琉球大学, 法文学部, 准教授 (40346466)
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Keywords | 人文地理学 / インド / グローバリゼーション / 国内周辺部 / 山岳州 / 開発戦略 / 持続的発展 / 農村 |
Research Abstract |
本研究は、インドの代表的な国内周辺部としての北部の2つの山岳州を対象に、そうした条件不利地域の社会経済的変動と今後の発展の可能性を実証的に明らかにすることを目的としている。 本年度は、この目的のために、(1)インドにおける山岳地域の開発戦略と産業構造の変化について把握検討するとともに、(2)21年度(ウッタラカンド州)・22年度(ヒマーチャル・プラデーシュ州)調査地域の概要把握と予備調査を行った。また、3月に研究集会を開き、1年間の研究を総括するとともに、次年度の計画について検討した。 (1)については、日本国内の国会図晝館をはじめとする図書館で資料を收集するとともに、インドにおいても官庁を中心に関係資料の收集を行った。(2)については、ウッタラカンド州とヒマーチヤル・プラデーシュ州を訪問し、資料の收集とともに、現地調査を行った。2州の基礎データを收集するとともに、工業団地や調査村などの現地を見学して概況を把握した。また、ウッタラカンド州の州都デーラドン、ヒマーチャル・プラデーシュ州の州都シムラーでは各州の開発政策資料と官庁データを收集し,20・21年度に調査を行う2つの州の基本データを把握した。ヒマーチャル・プラデーシュ州では同大学の山岳地域研究所で資料の收集と意見交換を行った。 各分担者が担当したのは下記の通り。(1)工業立地の展開と波及効果(担当:友澤)、(2)先端的産業の立地環境と人的資源(担当:鍬塚)、(3)住宅開発を中心とした都市化(担当・由井、)、(4)人的資源開発と労働力移動(担当:岡橋)、(5)リゾート開発と村落社会への影響(担当:澤)、(6)商業的農業の展開と村落社会への影響(担当:連携研究者・中條)である。
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Research Products
(6 results)