2008 Fiscal Year Annual Research Report
教育の政策改革を質的改善につなげるための国際協力のあり方に関する研究
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20402061
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| Research Institution | Hiroshima University |
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Principal Investigator |
吉田 和浩 Hiroshima University, 教育開発国際協力研究センター, 准教授 (70432672)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒田 則博 広島大学, 教育開発国際協力研究センター, 教授 (80274140)
澤村 信英 広島大学, 教育開発国際協力研究センター, 教授 (30294599)
岡村 美由規 広島大学, 教育開発国際協力研究センター, 研究員 (50467784)
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| Keywords | 国際教育協力 / 教育改革 / 教育政策 / 教育開発 / 国際情報交換 / アフリカ / アジア |
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| Research Abstract |
研究初年度として、代表者・分担者がガーナ、ベトナム、マラウイ、ブルキナファソを訪問し、小学校を視察、またそれぞれの国においてケープコースト大学、国立大学ハノイ校、マラウイ大学、ワガドゥグ大学の研究者を現地側研究協力者とする研究組織を立ち上げ、本研究の目的、計画、方法について合意した。併せて基礎教育を中心に各国の教育分野が直面する主要な課題、学校現場への影響が強いと思われる教育改革・教育改善の施策と、研究テーマ案について協議した。各事例研究対象国の教育省、及び国際協力機構の教育部門担当者とも意見交換を行い、本研究に対する協力をお願いして同意を頂いた。
また、最近の基礎教育に対する国際的協力の最も進化した形態といわれる「万人のための教育(EFA)」ファスト・トラック・イニシアティブの関連会合(東京会合、パリ会合)への出席、EFAの自立と持続可能性に関する国際シンポジウムの開催(外務省、早稲田大学、広島大学共催)、アメリカ国際開発庁が主催する教育の質に係る統計の向上についての国際会議への参加等を通じ、途上国の教育の質的改善に係る最新の国際的取り組みについて関係者との議論を深めるとともに、既存文献のレビュー結果を踏まえて2件の学術ペーパーを執筆した。さらに、ユネスコからの依頼によって、2009年度のEFAグローバル・モニタリング・レポートのバックグラウンド・ペーパーとして、日本の基礎教育分野に対する国際協力について分析する作業に着手した。
これらを通じて、次年度以降のより踏み込んだ研究を行うのに必要な体制が整い、初期段階の研究成果を出すことができた。
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