2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20500233
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
柴山 盛生 National Institute of Informatics, 情報社会相関研究系, 准教授 (70170909)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
歌代 豊 明治大学, 経営学部, 准教授 (80386416)
木戸 冬子 東京大学, 大学院・情報理工学系研究科, 特任助教 (60527828)
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Keywords | 科学技術情報 / COE |
Research Abstract |
研究拠点における研究動向や成果の指標として、研究者情報、論文情報、科学研究費補助金成果概要情報等、それぞれのデータの関連付けを行った。そしてCOEプログラムに採択された研究拠点において研究が発展していった経緯に焦点を当て、研究拠点の形成に関連した、分野の特徴、大学学部や関連部局の体制、研究者個人の研究テーマ、成果の変遷などのデータから、COE形成へと至った過程を特定した。 平成21年度は、COEプログラムに採択された研究拠点・研究者等の特徴の抽出を行い、以下のような調査・分析等を行って、その成果について逐次学会発表を行った。 (1)これまでに分析したCOEプログラムの概要(分野ごとの採択率の比較、研究リーダーの専門分野の分布、大学の特色)の報告を行った。 (2)各研究拠点が公開した関連資料のインターネット調査を実施し、研究組織、成果概要などの情報を収集して、人材育成機能にさいて分析した。 (3)COEプログラム全体の特徴抽出のため、他の公募型大学院教育・大学教育プログラムとの比較を行った。学部段階から大学院教育、先端研究へと進むにつれ、採択大学の独占化の傾向が見られた。 (4)「科学研究費補助金成果概要データベース」等を用いて、研究リーダーに関する過去20年にわたる研究の推移と資金規模の推移、萌芽的な研究の特定等の調査を行った。生命科学、医学などの分野では年次的に増加の傾向があり、理工系では高額の経費を取得したときにピークが現れ、人文社会系では余り変化が見られず他分野に比べ低額維持の傾向が見られた。
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Research Products
(4 results)