2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20500371
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
土屋 英明 Shiga University of Medical Science, 動物生命科学研究センター, 助教 (10378440)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鳥居 隆三 滋賀医科大学, 動物生命科学研究センター, 教授 (50106647)
伊藤 靖 滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (90324566)
椎名 隆 東海大学, 医学部, 講師 (00317744)
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Keywords | カニクイザル / MHC遺伝子 / データベース / 生殖細胞 |
Research Abstract |
Stage1.個体情報の共有化(カニクイザルMHC遺伝子データベースの構築) 1.データベースの作製:当センターならびに協力研究施設に所属するカニクイザルの血液サンプルを採集し、繁殖個体の選抜手法を用いて塩基配列の解析を行う。採取キット、輸送セットおよび作業手順書を作製しそれぞれの施設に配備した。 2.繁殖個体の選抜:MHCクラスII抗原を規定するMafa-DPB1, Mafa-DQB1遺伝子、MHCクラスI抗原を規定するMafa-A, Mafa-B遺伝子の近傍に存在する4種類のマイクロサテライトマーカーの超多型領域の多型解析ならびに集団遺伝学的解析を行い、それにより得られたタイピング結果から繁殖母群(MHCがホモあるいはヘテロで一致するドナー)の選抜を行った。Stagelで最も困難なMHC遺伝子情報のデータベース化にあたり、遺伝子情報の検出方法が確立された。この事により、今後は他の研究機関等とさらに頻繁な情報およびサンプルのやり取りが可能となる。次年度以降は、Stage1.において構築されるデータベースにより選抜された個体は各研究施設において飼養されている。この個体を当センターに移送することは困難であり、各施設本来の研究に供されることとなる。そこで本システムでは生殖細胞のみを個体から採取し、譲渡を受け当センターに移送し凍結保存、受精卵作出後凍結保存あるいは個体作出に供する方法を作出する。更に国内のみならず、国外にも存在する研究施設等からの情報ならびにサンプルの提供を受けられるようにネットワークの強化を図る。
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Research Products
(16 results)