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2011 Fiscal Year Annual Research Report

「生活の安全保障」アプローチによる「持続可能な開発のための教育」に関する研究

Research Project

Project/Area Number 20500644
Research InstitutionYokohama National University

Principal Investigator

松葉口 玲子  横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (30304562)

KeywordsESD / 生活改良普及事業 / 生活綴方・生活記録運動 / 生活改善 / 生活の組織化 / 持続可能性 / ジェンダー
Research Abstract

これまでの成果をもとに、「生活の安全保障」に不可欠なものとして、地域における生活資源の再発掘・再評価とそれに基づく生活資源の再編・創造、および次世代へつなぐ装置としての教育とジェンダー等を確認した。また、ユネスコスクール全国大会等のESD関連集会や、ESDの先駆的実践校である柳川小学校等の各種授業研究会等に参加して意見交換することによって、学校を地域の核として位置づけることの意義について確認することができた。さらに、「国連ESDの10年」を提唱した日本が有する「生活の安全保障」経験に関する成果は、ESDの重要テーマの一つでもある「持続可能な消費(生活)」と特に密接に関わっていることを確認することができた。これら得られた成果は、日本における今後の展開のあり方に重要な視点であり、このことについては教育委員会主催の研修会や消費者教育支援センター主催のシンポジウム等での発表を通じて、教育関係者をはじめとして広く一般市民への広報をはかった。
ESDをめぐる諸論考や実践は、これまで主として環境教育や開発教育からのアプローチが多かったが、本研究は「環境」や「開発」の前提として「生活」安全保障があるという立場からアプローチしたものである。その結果、日本固有の「生活」をめぐる諸論点とそこに潜むジェンダーの問題が明らかとなり、そのことに無自覚に日本の経験を途上国の「持続可能な開発」戦略に伝えることの危険性について、問題提起することができた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2011

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] PERL国際会議2011

    • Author(s)
      松葉口玲子
    • Journal Title

      海外の消費者教育2011

      Pages: 71-80

URL: 

Published: 2013-06-26  

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