2008 Fiscal Year Annual Research Report
都市度別にみた育児期母親の育児ネットワーク・サポートと育児サービス利用の研究
Project/Area Number |
20500656
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Research Institution | Kanto Gakuin University |
Principal Investigator |
立山 徳子 Kanto Gakuin University, 人間環境学部, 准教授 (00327248)
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Keywords | 都市度 / パーソナル・ネットワーク / 育児サポート / 育児サービス利用 |
Research Abstract |
本研究の目的は、以下の通りである。(1)都市度により育児期母親の世帯内・世帯外のパーソナル・ネットワークにはどのような差異があるのか。(2)都市度により育児期母親の世帯内外の育児ネットワークおよび育児サービス利用にはどのような差異があるのか。(3)(2)までの分析により、都市度によって異なる子育て環境があるとすれば、当事者(育児期母親)はどういった子育て課題を認識しているのか。以上の3点を属性や階層変数をコントロールした上で、分析し明らかにすることにある。 本年度は「都市度」(人口規模)別の子育てサポートの実態分析をすることを主眼としたアンケート調査を実施した。調査は神奈川県下の各市区町村データ(国勢調査データを参照)から都心(横浜市中区・西区)、郊外(横浜市栄区・青葉区)、村落(足柄上郡中井町・大井町・山北町)を調査対象地として選択した。さらに該当地域内の保育所・幼稚園に調査協力をお願いし、3歳から5歳の子供を通園させる母親を対象としてアンケート調査をおこなった。調査対象者総数は1840人(都心617人、郊外613人、村落610人)である。(2008年11月実施) その結果、回収票1226票、回収率66.6%の回答を得ることができた。今後、このデータの分析を行い、都市度と育児期母親のパーソナル・ネットワークとの関連やまたそれが育児のあり方にどのような関連をもつのかなど分析を進めてゆく。
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