2008 Fiscal Year Annual Research Report
箸操作のラテラリティと視覚・認知フィードバック系の関連に関する筋電図学的研究
Project/Area Number |
20500703
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Research Institution | Joetsu University of Education |
Principal Investigator |
立屋敷 かおる Joetsu University of Education, 大学院・学校教育研究科, 教授 (20119324)
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Keywords | 箸操作 / ラテラリティ / 視覚 / 認知フィードバック / 筋電図 |
Research Abstract |
本研究の目的は、箸操作の利き手と非利き手によるラテラリティの差を筋電図学的に明らかにし、そのラテラリティの差がトレーニングによってどのように変わるのかを明らかにすることである。この目的を遂行するため、本研究では、成人を対象として箸を用いて開眼と視覚遮断の条件下で試料を移動させる作業を継続的に実施し、作業時間を指標として開眼と視覚遮断の条件下でトレーニング効果を検討する。また、その効果がトレーニングを終了した後、どの程度保持されているかを明らかにする。さらに、箸の操作時に主として使う上肢及び前腕の主働筋の放電量を表面筋電計で測定・解析し、その放電パターンの変化から箸操作のラテラリティと視覚認知フィードバック系が如何に関わっているかを明らかにする。 本年度は、成人を対象として箸を用いて利き手と非利き手で試料を移動させたときの上肢及び前腕の筋放電量と放電パターンを測定・解析するための基礎的検討を行った。特に、試料を移動させたときの筋の放電量と放電パターンが利き手と非利き手でどのように異なるかについて種々の条件下で検討した。 本研究を実施するため、筋電図データ収録・解析装置システム(Multichannel Amplifier MEG-6108、日本光電)一式を購入し、筋放電量と放電パターンの測定・解析の実験補助に適任者が得られる連携研究者の所属する早稲田大学で実施した。また、次年度以降の視覚遮断条件のため、市販のディスポーザブルアイパッチ数種を購入し検討を始めた。
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