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2010 Fiscal Year Annual Research Report

母親の育児行動・体型への関心が幼児の健全な食行動の発達に与える影響について

Research Project

Project/Area Number 20500722
Research InstitutionTaisho University

Principal Investigator

長谷川 智子  大正大学, 人間学部, 教授 (40277786)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 今田 純雄  広島修道大学, 人文学部, 教授 (90193672)
田崎 慎治  広島大学, 大学院・教育学研究科, 助教 (20533988)
Keywords育児行動 / 体型への関心 / 食行動の発達 / 母親 / 幼児 / 実際の食事
Research Abstract

本年度は,インターネット調査の1次調査,2次調査ともに終了した,1次調査では,母親の育児行動,体型への関心,子どもの食行動等に関する調査であり,量的,質的評価により実施した.2次調査は,1次調査の調査対象者の中から食事調査を希望する者を抽出し,実施した.調査対象者の人数は,1次調査1,000名,2次調査68名であった.現時点で分析された結果の概要は次の通りである.
1、1次調査において,子どもの食行動に関する項目について因子分析をした結果,「食物選択の偏り」,「注意集中の低さ」,「自由な間食摂取」の3因子となった.それら3因子を目的変数,母親の育児感情,子どもの食行動等への母親の期待,子どもの食行動に関する項目を説明変数として重回帰分析を行った.その結果,子どもの食行動に関する3つの問題すべてに影響を与えた変数は,子どもの落ち着きのなさ,母親がしつけを重視しないこと,子どもが泣いたらお菓子を与えるということであった.一方,自由な間食摂取に関する問題には,食物選択の偏りと注意集中の低さと異なり,母親は子どもが痩せていることを期待していることが示されるなど,自由な間食摂取は他の2つの問題と異なった変数が影響していることが示唆された.
2、2次調査において,調査対象者の3日間の食事を食事バランスガイドによって,主食,副菜,主菜,牛乳・乳製品,果物,ひもに分類し,1日あたりのそれぞれのサービング数(SV)を算出した.その結果,健康維持の目安となるSVに達しなかった分類は,主食,副菜,牛乳・乳製品・果物であり,幼児をもつ母親の食事バランスは健康を維持するに十分でないことが示された.また,調査対象者を25~34歳,35~44歳の2群に分け,食事バランスの平均値を比較したところ,25~34歳の方が牛乳・乳製品の摂取が少ないことが示された.

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 幼児と母親の食行動に関する研究(1)幼児の食行動の問題に影響を与える母子の要因の検討2010

    • Author(s)
      長谷川智子
    • Organizer
      第23回日本健康心理学会
    • Place of Presentation
      江戸川大学
    • Year and Date
      2010-09-12

URL: 

Published: 2012-07-19  

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