2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20500746
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
岡部 恒治 埼玉大学, 経済学部, 教授 (80087080)
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Keywords | 算数・数学教育 / 体験型博物館 / 和算 / ワークショップ / 海外の数学教育への支援 |
Research Abstract |
研究代表者および連携研究者は、メール等で意見の交換を行い、ワークショップ用のコンテンツの作成を継続した。その成果の一つとして、2011年の『数学文化』にも述べた錐体の体積を理解するためのモデルを作った.これは、3月のワークショップで試される予定だったが、震災のため延期され、5月14日の講演会でお披露目される予定。 さらに研究代表者は、リスーピアの地方展開の研究のひとつの実験的試みとして、パナソニックと連携し、ヴェトナムヘリスーピアを展開するための作業委員会に加わって、監修を担当した。この中で、現地の興味に応じて、数学のコンテンツを追加した。 その一つは、有名なヴェトナムの建造物の高さが、自分の背の高さの何倍かを計算するものがある。また、ヴェトナムで最も興味が高い水の問題をコンテンツに取り上げた。 ヴェトナムへのリスーピアの展開は、これまでの科研費の研究成果が生かされたものである。このような教育活動は、今までに例がなく、独自性を持った国際貢献として評価が高く、日本の海外での評価を高めることにつながるであろう。NHKをはじめ多くのメディアでもヴェトナムリスーピアは取り上げられた。
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