2011 Fiscal Year Annual Research Report
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20500764
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Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
岡本 延美 金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (00387341)
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Keywords | 職種・職務 / 技術者像 / 職業マップ |
Research Abstract |
理工系大学に入学してくる学生のほとんどは、将来への明確な希望や目標を持っていないことが、導入教育の授業で明らかになってきた。学生が将来就くであろう技術者像がはっきりしていないことがその原因と考え、その解決のために企業で技術者が担当している仕事(職種・職務)を具体的に説明する仕組みづくりとして、本研究を実行している。 上記のような職業検索の仕組みは、厚生労働省や総務省などの公的機関や就職情報会社等からも紹介されているが、ここではこうした仕組みを体系化して学生が欲しい情報を、一元化することを目指している。対象とする技術者の種類が多いため、各方面の有識者の協力を得ながら基本となるデータベースを構築してきた。そして技術者の分類基準として「技術士会」を、また業界分類基準として総務省「日本標準産業分類」、職業分類基準として同「日本標準職業分類」を基に、技術者と職業の関連付けを行い、「職業マップ」としてホームページ(アドレスは下記「15.備考欄」に記述)を公開した。 本研究の特徴は、学生が今所属している学科を卒業するとどのような業界に就職してどのような仕事(職種・職務)に就くかを検索できるルートと、またそれぞれの業界で活躍している技術者の具体例を検索できるルートを設けて、学生諸君が欲しい情報をいろいろな角度から探すことができるように情報を階層化している点である。そしてどのルートも最終的には上記の技術者が就く具体的な仕事(職種・職務)が検索できるようになっている。また、いかに技術者が関係する仕事の領域が多いかを認識できる仕組みになっている。又最近、企業側が就職活動する学生の業界・業種・会社についての知識の少なさを指摘しており、このニーズにも答えられると考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
職業マップの基本系が出来上がり、HP上に公開できたこと
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Strategy for Future Research Activity |
職業マップの内容の充実(現時点でのデータベースは製造業が中心になっているため今後はデータベースを全業界に展開する。さらに技術者名の定義の再考とマップへの反映)
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Research Products
(1 results)