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2008 Fiscal Year Annual Research Report

幼児の主体的な活動をコンピュータにより支援したシステムの実現と活用

Research Project

Project/Area Number 20500810
Research InstitutionSeiwa University

Principal Investigator

大即 洋子  Seiwa University, 法学部, 講師 (20406789)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小野 和  東京成徳大学, 子ども学部, 教授 (50123055)
坂東 宏和  桜美林大学, 基盤教育院, 講師 (50369039)
Keywords保育支援 / 集団活動 / RFID / 幼児向けソフト
Research Abstract

本研究では,パーソナルコンピュータ(以下,PCと記す)上のさまざまな操作を幼児だけで行うことにより,幼児の主体的活動を支援することを目的とした幼児用ソフトウェアの実現および長期的な試用を行っている.
我々はこれまで,活動的な集団保育の一部にPCを利用するシステムを提案し,幼稚園での試用・観察を重ねてきた.その一例として宝探しゲーム支援ソフトウェアを試作し,RFIDシステムを利用することでゲーム中の操作を幼児自身が全て行うことを実現している.しかし,事前設定は保育者が行うことを前提としたため,幼児は保育者の意図した行動しかできず,主体性に欠けるとともに,気軽に利用できないという問題点が残った,また,従来の保育に組み込めるような利用方法の例示が少なく,長期的な試用が難しいなども挙げられた.
本年度は,保育者の手を介さずに幼児らのみで宝探しゲームを行えることを念頭に置き,より扱いやすいユーザインタフェースを目指し,従来の宝探しゲーム支援ソフトウェアの改良を行った.これにより,幼児がより主体的に行動できる可能性が期待できる.
また,幼児教育におけるPC利用の実態調査として,複数の保育現場に赴き保育を観察するとともに保育者らとの意見交換を行った.その結果,幼児の入力デバイスとしてRFIDシステムだけでなくバーコードリーダも検討することとした,バーコードリーダはスーパーなどさまざまな場所で利用されているため幼児に馴染み深い.また,RFIDシステムよりも手軽に購入でき,頑丈であるなどの利点もある.我々は,検討の第一段階としてバーコードリーダを用いた幼児用ソフトウェア「おつかいゲーム」を試作した.今後「おつかいゲーム」の検討・改良,他のソフトウェアの試作,試用評価を重ね,バーコードリーダ利用の有用性を検討する予定である.

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 幼稚園におけるバーコードを利用したコンピュータ活用の一例2009

    • Author(s)
      坂東 宏和
    • Journal Title

      子ども博物館楽校 4(掲載確定)

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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