Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
茂住 和世 東京情報大学, 総合情報学部, 准教授 (20286181)
綛田 はるみ 横浜商科大学, 商学部, 准教授 (40424840)
江木 啓訓 東京農工大学, 総合情報メディアセンター, 助教 (30422504)
梅田 倫弘 東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究院, 教授 (60111803)
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Research Abstract |
平成20年度は,LMS(Learning Management System)であるMoodleを用いて、科学文献講読e-Learningコンテンツ(http://moodle.elp.tuat.ac.jp/moodle/login/index.php)の改良を行い,多様な利用者(日本人学生・留学生)を対象とした評価実験をすすめた.その結果,全般的に日本人学生と留学生の評価に差が見られ,留学生のほうが日本人よりも高かった.しかし,各機能を比較すると,本文とオートリンクされた「専門用語集」では,日本人初学者(非理工系日本人学生)および留学生の評価は高かったが,理工系日本人学生からは,「内容が易しすぎる」などの意見が寄せられた.また,ビデオ講義は,日本人および留学生の評価に差は見られず,動画を含むコンテンツへの興味が高いことが明らかになった. さらに,教員にとっても利用可能なシステム開発を目指して,理系大学における基礎教育の指導法についてのデータ収集を行った.2007年7月から2008年2月まで,東京農工大学の教員を対象に10回の授業観察を行い,その様子をビデオに収録し、また授業改善のためのコメントも記録した.さらに,これらの事例を,複数の教員間で共有し,再利用に向けた「eポートフォリオ」デザインを行い,プロトタイプの試作を行っている.加えて,教員が連携して教育改善を進めるため,Moodle利用を含むICTの利用を紹介するFD(Facu1ty Development)活動に取り組み,学内の協力体制を整えた.
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