2010 Fiscal Year Annual Research Report
情報の遷移にダイナミックに追従するインターネット単語帳システムの開発
Project/Area Number |
20500833
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Research Institution | Kitami Institute of Technology |
Principal Investigator |
桝井 文人 北見工業大学, 工学部, 准教授 (80324549)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 泰知 小樽商科大学, 商学部, 准教授 (50400073)
RZEPKA Rafal 北海道大学, 情報科学研究科, 助教 (80396316)
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Keywords | 比喩的素描 / デスクリプタ / World Wide Web / 直喩表現 / 定型パターン / フィードバック / Murasaki / 即応性 |
Research Abstract |
研究実施計画に基づいて,一連の研究を実施した (1)descriptor獲得機構の実装:前年度に実装および評価した結果に基づいて,同機構の修正と改良を実施し,プロトタイプシステム「Murasaki」を構築し,これを用いて評価実験を実施した.実験の結果,新語や注目語に対する即応性(Wikipediaに近い性能が得られた)とランキング性能(上位3位以内には妥当な結果を提示できることがわかった)について十分有効な性能を発揮できることを確認した (2)descriptor分類器の実装:前年度に設計および実装した調査結果と考察結果を元にして,分類器の修正と改良を実施した.実装システムによって獲得したログデータを利用して,各クラスへの帰属率と支配率を計算して分類結果を洗練する手法を試作した.実験から,この手法では数%の改善しか得られないことがわかった (3)descriptor洗練モデルの実装:前年度に実装および評価した結果に基づき,フィードバックモデルと常識判断処理・感情情報処理との組合せ効果を検討した.常識判断処理の導入は普通名詞に対する洗練効果が期待できるが,名詞以外の品詞情報を用いる枠組みが必要であることがわかった.応用として,ブログや掲示板上の不適切表現判別へ応用可能性についても検討を行った,提案手法と感情表現処理を組み合わせることによって,どの程度有害情報の抽出効果が得られるかを実験によって評価した
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Research Products
(10 results)