2010 Fiscal Year Self-evaluation Report
An investigation and study of the book of the falconry.
Project/Area Number |
20520189
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Japanese literature
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
NAKAMOTO Dai Ritsumeikan University, 文学部, 教授 (70273555)
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Project Period (FY) |
2008 – 2011
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Keywords | 鷹狩り / 古技保存 / 鷹書 / 宮内庁書陵部 |
Research Abstract |
本研究は、「鷹狩り」という我が国伝来の文化の実相解明を目指すべく、中世期に盛んに制作された鷹書類の調査と研究を進めるものである。これまで人文学系の分野において鷹書類に関する研究は、ほとんど進められてこなかった。そこで本研究では、まず、国内においてまとまった数の鷹書類を所蔵している宮内庁書陵部などの公的機関を中心に、その存在が確認できる鷹書類を適宜マイクロフィルム化して複写を蒐集する。次いで全国に点在する埋もれた鷹書類についても発掘・調査を進め、新たに発見された鷹書として紹介してゆく。 また、蒐集したテキストの複写や現物については、全て翻刻して書誌情報を整理し、データベース化して各書の特性が一覧できるように整理・分類する。そのために、研究代表者の中本大と研究分担者の二本松泰子・山本一・黒木祥子が発起人となっている「鷹書研究会」でテキスト類の輪読を行い、本文の解釈と各テキストの位相解明を目指して注釈を付す作業を進めてゆく。ちなみに、その成果の一環として日本文学の分野において初となる鷹書の注釈書(伝承文学全注釈叢書『立命館大学図書館西園寺文庫蔵鷹書類』、三弥井書店、2012年3月刊行予定)を公刊する予定である。
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Research Products
(11 results)