2009 Fiscal Year Annual Research Report
コンピュータによる「逆引英語形容詞・副詞複合語辞典」の作成
Project/Area Number |
20520449
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Research Institution | Nakamura Gakuen College |
Principal Investigator |
山根 一文 Nakamura Gakuen College, 栄養科学部, 教授 (90113381)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新ヶ江 登美夫 中村学園大学, 人間発達学部, 教授 (90103796)
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Keywords | 英語 / 複合語 / 逆引き / 形容詞 / 副詞 / 辞典 |
Research Abstract |
『逆引英語形容詞・副詞複合語辞典』の作成を目指している。新聞・雑誌・書物・辞典・インターネット上のコーパスなどから、できるだけ多くの形容詞・副詞の複合語を収集し、このデータをもとにイディオム性の高い複合語、例えば、bull-headed(頑固な)、featherbrained(愚かな)、can-do(意欲に満ちた)、acid-tongue(辛らつな)、cat-like(忍び足の)などを拾い出し、コンピュータに入力する。そして、新ヶ江(分担者)が平成20年度に開発した「逆配列」用のソフトを用いて語尾からのアルファベット順に配列しなおし、意味と強勢パターンを付与する。最終的には、上記のタイトルで辞典として一冊にまとめる。 本研究の最大の特徴は、「逆配列」にある。この「逆配列」により、通常の配列では埋没してしまっている複合語の構造の仕組とその全体像を明らかにするうえで、多大な貢献をするものと考えられる。さらには、英語の複合語研究に貢献できるだけでなく、英語の学習者にとっても大変に有用であると考えている。 平成21年度は、英語の形容詞及び副詞複合語を新聞・雑誌・書物などを中心に収集をおこなった。現在のところ、合計約6千語を収集することができた。これらの複合語に意味と強勢パターンの付与を行なった。引き続き、平成22年度も同様の作業を行なう予定であるが、来年の3月末までには、辞典の形にして上記タイトルで出版する予定である。なお、出版社はすでに決定している。
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