2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20520474
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Research Institution | University of Shizuoka |
Principal Investigator |
水野 かほる 静岡県立大学, 国際関係学部, 准教授 (90262922)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺田 裕子 慶応義塾大学, 総合政策学部, 訪問講師 (60420824)
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Keywords | アクセント / 複合名詞 / 複合語アクセント / ウェブ教材 |
Research Abstract |
これまでと同様に、研究動向や研究方法等を調べたり文献資料等の情報収集を行った。また、本年度の研究計画に基き次の活動を実施した。 1. PCを利用した音声指導が行える教材開発は、やむを得ない事情により企業との共同開発が不可能となったため、急遽、慶応大学のITC上に日本語発音教材を独自に立ち上げた。(名詞のアクセント学習教材については以下参照)。 ウエブ教材http://estudio.sfc.keio.ac.jp/jp/ 日本語教材http://estudio,sfc.keio.ac.jp/jp/login/index.php その中の「音声(クラス1)」を選択。学生はアカウントを作成。試用としては、 ユーザ名:sample パスワード:testuser クラス登録時に必要なパスワードは、nihongo(今後変更予定)。 http://estudio.sfc.keio.ac.jp/jp/mod/resource/view.php?id=39 ここからボイスレコーダーを設置。第二回日本語の名詞のアクセント 第三回日本語の複合名詞のアクセント 以上のウェブ教材を利用し、日本語の名詞のアクセントが学習できる教材を作成した。 2. 中国語話者(北京語)とベトナム語話者を中心とした日本語学習者の複合名詞の発話データの分析を引き続き行った。2人の日本語教師による聴覚判断及び音声ソフトによるアクセント判定作業を進めているが、判断が難しく全体の結果をまとめるまでには至っていない。ただ、これまでの分析から、日本語学習者にとって等時性及び各音素のピッチの保持自体が容易ではないこと、また特殊音素の存在がアクセント発話を困難にしていることが分かった。今後、早急に結果をまとめて発表したいと考えている。
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