2009 Fiscal Year Annual Research Report
教員養成課程における英語教師の自律と動機づけの縦断的研究
Project/Area Number |
20520501
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Research Institution | Osaka Kyoiku University |
Principal Investigator |
本田 勝久 Osaka Kyoiku University, 教育学部, 准教授 (60362745)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高木 亜希子 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (50343629)
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Keywords | 教員養成 / 自律 / 動機づけ |
Research Abstract |
昨年度に引き続き、英語教師に求められる資質や授業力と、教師の自律や動機づけとの関係を探るため、高い指導力を有する小学校・中学校・高等学校の英語教師への面談調査を実施した。面談調査から得られた情報を、構造構成主義の観点からモデル化し、教師の自律と動機づけの理論的構築との接点や改良点を明らかにした。 また今年度は、量的研究に加え、質的・縦断的な研究手法を取り入れながら、教師が教育実践の中でどのように学習をとらえたか、またどのような過程をふんで自律や動機づけを変容させたか、あるいは変容させなかったかに研究の主眼を置き教育的な側面を重視した理論やモデルを構築した。具体的には、自律の認識が高い学生と低い学生との比較分析や、アンケート結果ならびに面談結果の時系的変化を調べた。その結果以下の3点の研究成果が得られた。 1)「学習者の自律と動機づけ」「教師の自律と動機づけ」に関して、教員養成課程の学生がどのような認識を持っているかを調査し、両者の関連性について明らかにした。 2)学習者の自律を促し、学習者の動機づけを高めるための教育実践力を有する教員の資質や能力さらにはその素養を明らかにした。 3)量的および質的調査の縦断研究として、教員養成課程の学生の自律と動機づけの意識の変容を調査し、特に自律の認識が低い学生の意識がどのように変容したかを明らかにした。 上記の研究成果から、特に自律の認識が低い学生が、各種実習(観察・参与・基本・併修)を通して、どのように意識が変容したかを調査し、時系的変化を分析した。
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[Journal Article]2010
Author(s)
本田勝久・島崎貴代
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Journal Title
『小学校英語活動の展開-理論から実践へ』「第8章 学習意欲を高める評価の進め方-子どもたちが考える「つけたい力」を通して」(樋口忠彦・國方太司・高橋一幸・大城賢(編著))(株式会社 研究社)
Pages: 182-191
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