2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20520518
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
小張 敬之 青山学院大学, 経済学部, 教授 (00224303)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 みどり 東京女子医科大学, 看護学部, 教授 (40349775)
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Keywords | ユビキタス・クラウド環境 / Smart Phone / SNS / CALL / Mobile Technologles / Versant Speaking Test / Twitter / Language Learning |
Research Abstract |
2010年度の研究目的は、新たにクラウド時代に適合した、SNS特にTwitterの教育利用、iPad等、携帯電話特に最新のSmart Phoneを利用した英語教育利用の可能性を探った。具体例としては、iPhoneや最新のスマートフォンを利用した、次世代型モバイルラーニングにおけるシームレスな授業環境の構築、英語教育教材の開発、授業をどのようにサポートしていくべきかを考察して国内外の学会等で発表をした。昨年からさらに研究を一歩進めて、最先端の携帯機器(iPad,Xperia、サムソンSC-01B)、モバイル機器用のLMSやICTを利用したラーニングシステムの開発により、モバイルラーニングシステムの融合における研究をした。具体的には、演習の授業で、iPhone & Smart phone を利用したTwitterの教育的ツールとして授業のfeedbackや英語教育に応用をした。また、授業で使用したマルチメディア教材を、ビデオ変換ツールを利用して、Smart Phone で利用可能な音声・動画教材を実際に配信し、何をどのように学べるかの可能性を探った。後期には約80名の学生を対象に、携帯電話を利用した Versant Speaking Test を実施して、CASEC Computer Test との相関を取ってみた。結果としては、Person の相関係数0.563であった。 ユビキタス・クラウド環境におけるもっとも身近な携帯電話を利用した英語教育に関しては、文字情報を利用したTOEICの文法問題の学びから、携帯電話とCALLシステムを併用したブレンド型の英語教育や、Versant Speaking Testのような評価も携帯電話で可能であることが判明した。2011年1月には、研究成果が、外国の出版社であるRoutledgeから、3.Mobile Technologies and Language Learning in Japan, Learn Anywhere, Anytime (World CALL International Perspective on Computer-Assisted Language Learning)として出版された。 また、2011年6月には、「英語教育学体系」第12巻大学英語教育におけるメディア利用に関して、第6章新技術と教育拡大(モバイルラーニング)大修館 Pp.176-207で出版される予定である。
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