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2009 Fiscal Year Annual Research Report

レベニューマネジメントにおける統計的手法

Research Project

Project/Area Number 20530182
Research InstitutionGakushuin University

Principal Investigator

福地 純一郎  Gakushuin University, 経済学部, 教授 (00274043)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 伊藤 一  小樽商科大学, 商学部, 教授 (10241415)
Keywordsレベニューマネジメント / 需要予測 / 顧客満足
Research Abstract

以下の二つの研究を行い成果を得た。
1. 平成20年度に引き続き、ホテルの日次ブッキングデータの分析を行い以下の特性を見出した。
(1) 日次ピックアップ(予約数の増分)には、宿泊日までの日数の増加関数であり、この関係は安定していること。
(2) 日次ピックアップの平均値は宿泊日に依存し、年間を通した平均では曜日に強く依存する。
(3) 近接する宿泊日のピックアソプは相関を持つこと。
また、ブッキングの増分はキャパシティと現時点での予約数の差を超えることができないので、センサリングの問題として定式化して、EMアルゴリズムによって日次需要の平均を推定した。EMアルゴリズムによる需要推定を用いた予測精度は良好であった。
レベニューマネジメントのパフォーマンスは需要予測の精度に依存するので、これらの結果は本研究の基礎をなす。
2. ホテルの日次実績データ(ADR平均料金,Occupancy稼働率,REVPAR)の分析を、複数のホテルについて行った。販売室数を当該ホテルの料金および競合ホテルの料金に回帰する時、回帰係数は予想される符号条件を満たさないことが示された。この結果は実績データによる単純な分析が有益ではないことを意味している。都心部においてホテルは激しい競争にさらされ、自社ホテルおよび競合ホテル料金が予約数に与える効果を測定することは重要である。上記の結果は、実績データだけの分析では不十分であり、複数ホテルの宿泊前の日次の料金データおよび、日次のイベントデータを用いた分析が必要であることを示唆している。この分析が競合ホテル集合の発見に有用な情報を与えることの一定の証拠も得た。

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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