2009 Fiscal Year Annual Research Report
欧州における「ソーシャル・クオリティー・アプローチ」のアジアへの適用
Project/Area Number |
20530503
|
Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
小川 哲生 Chiba University, 法経学部, 准教授 (10384869)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
所 道彦 大阪市立大学, 大学院・生活科学研研究科, 准教授 (80326272)
河野 真 兵庫大学, 生涯福祉学部, 教授 (10186629)
|
Keywords | 社会保障 / 社会福祉政策 / ソーシャル・クオリティー / アジア型市民社会 / EU公共政策立案 |
Research Abstract |
本年度(平成21年度)は、ウェルビーイングを目標とする公共政策に関して、EUにおける「ソーシャル・クオリティー・アプローチ(理論研究、方法論の構築・作成、実証研究の組み合わせによって開発された方法論を使用した政策研究の手法)」の今までの先行研究が政策に対して明らかにしたものを整理し、日本とアジアへの適用可能性を把握した上で、EUとアジア間における比較研究において修正すべき点をその適用可能性に照らし合わせながら明らかにした。また、欧州委員会を中心にして今まで発行された報告書・リポートの数多くに対して、EUとアジア間の相違を価値・規範・文化などの要因に照らして分析し、おおよそ次の形になった。 (1)EUとアジア間における公共政策・福祉政策の形成過程に関する分析とその相違(小川哲生) (2)EUとアジア間における福祉供給システムにおける国家、家族・企業の役割とアジア型市民社会の出現(小川哲生、所道彦、河野真) 上記の計画を達成するために、研究会を実施して、その研究会では、研究代表者・研究分担者が、研究結果について中間報告を行った。また、各自が情報収集のために、学会などの会議に適宜参加し、その情報交換を行った。
|
Research Products
(5 results)