2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20530648
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Research Institution | Kyoto Bunkyo University |
Principal Investigator |
名取 琢自 Kyoto Bunkyo University, 臨床心理学部, 教授 (10252412)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今井 〓弌 京都文教大学, 臨床心理学部, 教授 (00151655)
秋田 巌 京都文教大学, 臨床心理学部, 教授 (80192897)
禹 鍾泰 京都文教大学, 臨床心理学部, 教授 (20288682)
平田 俊明 京都文教大学, 臨床心理学部, 講師 (60434768)
佐々木 玲仁 九州大学, 人間環境学研究院, 准教授 (70411121)
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Keywords | 心理療法 / 職業環境 / 連携 / 資格制度 / 専門職 / 国際比較 / フィンランド / スイス |
Research Abstract |
・平成21年度は昨年度の調査と同じ質問項目を用いて、フィンランドとスイスにおいて心理臨床家の職業環境と他専門職との連携に関するインタビュー調査を実施した。 ・質問項目は年齢、性別、資格の種類と資格取得後の経歴、心理臨床家としての職域、勤務形態、臨床の対象とアプローチ、想定される平均的な賃金、専門職としての独立性、他専門職との連携の取り方と工夫、医師との連携でジレンマが生じうる事例への意見、専門職としての満足度、地域文化との関係、とした。 ・調査受け入れ先との調整の結果、フィンランドは2月下旬、スイスは3月下旬にそれぞれ訪問し、現地にてインタビュー調査を実施し、録音資料を得た。 ・フィンランドではヘルシンキ及びユヴァスキュラで活動する心理療法家7名、スイスではチューリヒ中心部で活動する心理療法家(ユング派分析家を含む)4名の協力が得られた。 ・ヨーロッパでは臨床心理専門職のEU共通資格制度を策定する作業が進んでおり、加盟国の臨床心理家にとっての手応えも聴取できた。 ・調査実施時期が当初予定より遅くなり、調査時期も近接したため、録音資料の文書化、日本語訳、データベース化は引き続き平成22年度に継続実施することとなった。 ・上記調査と並行して、アメリカと韓国のデータの文書化、データベース化を進めている。 以上、第二次海外調査を実施し、ヨーロッパで活躍する心理療法家の生の声が収集でき、貴重な一次資料が得られたことが本年度の成果である。
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