2009 Fiscal Year Annual Research Report
現代イギリスにおける教員養成の質的向上と教員確保に関する研究
Project/Area Number |
20530752
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
高野 和子 Meiji University, 文学部, 教授 (30287883)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 千津 大東文化大学, 外国語学部, 講師 (20271356)
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Keywords | 教員養成 / 教員需給 / スタンダード / 学校における教員養成 / 教職修士号 / 教師教育 / イギリス |
Research Abstract |
1.本研究は、教員養成「基準」の存在に支えられた入職ルートの「多様化」が、地域の教員確保【量】と大学における教員養成の改革【質】の両面にもたらすインパクトについて、現代のイギリス(本研究ではイングランドに限定する)を対象として検討しようとする3ヶ年計画の研究である。 2.本年度は、(1)本研究の申請時以降、新たに導入されることになった教職修士号(Masters in Teaching and Learning=MTL)について、導入準備状況と教員確保に与える影響の見通しを把握すること、(2)入職ルートの「多様化」が実際にどのように機能しているか/いないかを今日の改革動向の中で確認すること、の二点に重点を置いて文献収集・調査を行った。 (1)に関しては、MTLの管理運営・授業実施担当者を主たるメンバーとするTeacher Education Advancement Networkが主催するワークショップ(Teaching : A Masters Profession-Continuing the Conversation)に参加した。また、Institute of Education, University of LondonでMTLを担当しているMs Caroline Dalyから、IOEでのMTLの導入経過とスタッフ間での議論について聞き取りを行った。 (2)については、現時点で成功しているSchool Centred Initial Teacher Trainingの例とみなされるPilgrim Partnership(Bedford)を訪問して聞き取りを行った。また、ロンドン地域で、雇用ベースの教員養成ルートを活用して難民の教員にイギリスでの資格付与を行おうとしたプロジェクトの経緯について、Dr Mano Candappaに聞き取りを行った。 これらを通じて、教員養成の質的向上をめざす改革の全体状況の把握を進めることができた。
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[Journal Article]2010
Author(s)
佐藤千津
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Journal Title
高度実践型の教員養成へ-日本と欧米の教師教育と教職大学院-(東京学芸大学出版会)
Pages: 178-187
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[Journal Article]2009
Author(s)
高野和子
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Journal Title
教員養成における地域-日本の地域教師教育機構(構想)とイギリスの地域教員養成機構Area Fraining Organizations(同時代社)
Pages: 173-191
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